2013年1月19日土曜日

恐らく日本一ラッキーな駄菓子屋


雪が降ってもうちょっとで一週間経とうというのに、相変わらず残雪がここそこに。

天気は良いが、底冷えのする日が続いている。

雪が降った時に、気になる、見たい、と思っていたのは都内の樹木たちだった。

しかし、交通もままならないのに、のんきに木を見に出掛けるわけにもいかず。

僕の機動力の源となっている自転車が使えないのだから、もう仕方がない。

で、昨日たまたま用事があって雑司ヶ谷の鬼子母神あたりを通りかかった。

そうだ、ここには大きなイチョウの木があったんだった。

早速見にいってみると、別に枝が折れるといったようなこともなく、わずかに残った雪のなかに神々しくイチョウは佇んでいた。

枝に雪がのった様子を見たかったなぁ。

境内にはこのイチョウほどではないながらも、そこそこ大きな木が何本もある。

境内をそぞろ歩いていると、ボトボトッという音がした。

何かが地面に落ちてくるような音だった。

何かと思ったら、それはギンナンだった。

一番上の写真の大きなイチョウはオスの木なのでギンナンはならないけど、境内にあるその他のメスのイチョウの枝にはまだギンナンが残っていたのだ。

風も強かったこともあって、風が吹く度にボトボトっと落ちてくるのだった。

地面には雪が降る前に落ちたギンナンが、雪に埋もれていた。




「冷凍保存」・・・

そんな言葉が脳裏をよぎった。

さて、この境内には戸建ての駄菓子屋がある。


行ったことがある人は知っているだろう。

看板を改めて見てみると
「上川口屋 創業1781年」
とある。


1781年?!
天明1年、江戸時代ですよ。

そんな時代からこんな駄菓子屋さんが??

気になって、お店のおばあさんに聞いてみた。

明治のころに建てかえたらしいこの建物は戦争中にも空襲をのがれ戦火にもあわなかったんだそうだ。

すごくラッキーな駄菓子屋ではなかろうか。

御利益もありあそうな雰囲気が漂っている。

駄菓子屋、懐かしいなぁ。

語り始めると、かなり脱線してしまいそうである。



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