とあるアパートにて。
一応門扉があって、その壁を見ていたらあることに気付いた。
壁のすぐそばにカヤ Torreya nucifera があったのだけど、そのカヤと壁の関係がとても興味深かったのだ。
ご覧のようにブロック塀はカヤをよけるように、ブロックを半切して積み上げられている。
もちろんこれはカヤを気遣って、あるいは尊重してのこと。
壁を建てるために邪魔なカヤを伐るのではなくて、カヤをそのままに壁を建てようとしたわけだ。
これは良いね。
人間は自分の都合で「邪魔だから」といって、いとも簡単に木を伐ってしまう。
こういう共存の方法を探ることは大変ヨロシイ。
さてはかなりの植物愛にあふれた人なんだろうな、と勝手な想像をする。
ときどき木に直接釘を打ちつけて、そこにホウキやチリトリをぶら下げる人もいる。
このカヤにもホウキがぶら下がっていたので、上記の植物愛はまやかしかっ?!と憤りそうになったが、よくよく見てみたら、細くて小さな枝(すでに枯れている)にホウキを引っ掛けてあるだけだった。
なーんだ、疑ってごめんよ。
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