ヒマラヤスギ雄花 |
冬。
咲いている花の数も少ない。
それでも咲いている花のなかに一風変わった花がある。
ヒマラヤスギ。
かなりの大木だけど、これを生垣として都会の限られたスペースに植えてあるのをよく見かける。
潜在的にどのくらいの高さにまで育つか知っているのか?
知っていたら狭小住宅の生垣には使わないだろうなぁ、普通は。
ヒマラヤスギといって「スギ」の名前がついているけど、スギとはまったくの別物。
スギはヒノキ科だけど、ヒマラヤスギはマツ科になる。
いずれにしても風媒花で、地味な花を11月ころにつける。
風媒花ということは花粉が細かくて大量に生産されるということ。
実際、ヒマラヤスギの花が咲く時期は路面が花粉で真黄色に染まるくらい。
役目を終えた雄花が地面に転がっている。
その数はおびただしい。
ヒマラヤスギの雄花の花がらだと知らなければイモ虫??と見紛うくらい。
しかしこれだけたくさんの雄花がある割には雌花を見かけることはない。
何故か?
一説によれば、ヒマラヤスギの雌花は5ミリ程度と小さいこと、さらに木の上のほうになるので人目につきにくいらしいのだ。
たしかにヒマラヤスギの球果は木の高い場所に多く見かける。
そうそう、イチョウの雄花もわりと良く見かけるけど、雌花を見つけるまではかなり苦労したっけ。
人目につかずひっそりと咲く目立たない花も多く、それらに目をむけるのも面白い。
ヒマラヤスギ雄花の花がら |
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