暮れの冷たい雨。
しみますねぇ。
いかがお過ごしでしょうか?
僕は対外的、直接的な仕事は終わりましたが、来月早々にある数本の講演の準備、原稿書き、さらにはレポートの採点などせわしくしております。
暮れなので今年を振り返ったり、来年の目標を立ててみたり。
来年はきのこについても詳しくなりたいと思っております。
乱暴な言い方ですが「キノコは植物ではない」のです。
キノコは菌類で胞子によって増える。
植物は主に種子で増える。
八百屋さんではダイコンもシメジも一緒に売っているし、なんとなく似ていると思うかもしれないけど、分類的にもまったく異なるものなのですね。
自然観察などで森に入るとキノコの役割の大きさに気付くことが多い。
森には健全な樹木もあれば、倒れて朽ちている木もある。
倒木には腐朽菌が入り込み、じわじわと分解し「土へと還す」助けをしている。
その腐朽菌が我々の目で見える形になっているのがキノコというわけ。
一説によれば森の生物種の3割が枯死木に依存して暮らしているなんてことも言われている。
この秋にこども達と植物観察したときに小学2年生の男の子がハッとする箴言を放った。
「キノコがあるのは森が元気な証拠」
どうです?ズバリ的をえたスゴイ一言であります。
樹木医として樹木の健全度を測る際に大きな指標になるものキノコの有無やその種類だったりする。
ということで、「キノコは植物じゃないからワシは知らん!」という態度だったのを改めざるを得なくなった。
手始めにポケット図鑑を買ってみたが、これではあまり専門的なことは分からない感じだ。
来年は少しづつキノコへの興味を深め、知識を蓄えていきたいと思っております。
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