最近こういうの良く見かけませんか?
街路樹や商業施設の樹木の根元がコンクリートのようなもので塞がれている。
これは真砂土というもので、もともと関西方面の土壌としては主流。
花崗岩が風化してできたもので、もともとは人工的なものではない。
真砂土と字をみればわかるけど、「砂」と「土」の間みたいな感じといえばいいだろうか。
保水性もそこそこあるが、一方で透水性もある。
これに固化剤を混ぜたものが園芸用でも売っている。
袋に入っていて、砂のようで、それを目的の場所に撒く。
平らにならして、そしてジョウロのようなものでキメの細かい水をかけるとあれよあれよと凝固する。
出来上がると、今日の写真のようにコンクリートのようになる。
実際、コンクリートのように固いので、ここに雑草が生えることはない。
固いくせに透水性がそこそこあるので、樹木の根にも水が届く。
そんな理想とも思われる素材なので、最近街路樹の根元などでよく使われるようになったのだろう。
比較的安価で、施工も容易、根にも水分が届き、雑草は生えない・・・。
でもねぇ、透水性が良いっていったって、樹木の根が十分に吸水するほど透水するかっていうとやや疑問だと個人的には思っている。
こういう街路樹が増えているので、今後樹勢にどのような影響があるか見守ってみたいと思う。
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