2014年12月10日水曜日

飛ぶタネ


秋というかもはや冬ですね。

師走だし、そりゃそうか。

でも景色とカレンダーが一致していない気がして、秋と冬の線引きが年々難しくなってきている気がする。

春と夏の線引きも然り。

都内のイチョウもほぼ終わりにちかいかな。

木枯らしが吹いたりして寒さがつのっていく・・・。

そんな北風にのっていろんなタネが飛んでくる。

今もっとも見かけるのがケヤキではないだろうか。

ケヤキの葉はカラカラに乾燥すると、小枝ごと風にのって飛んでいく。

ケヤキって葉っぱ一枚が単独で飛んでいくのではなくて、こんな感じでまとまって飛んでいくことが多いでしょ。


そのひとつを拾い上げてジックリみていただきたい。

するとあることに気付く。

葉の付け根に小さくて丸い何かがプチッとくっついていることに。

これがケヤキの実(タネ)であります。

彼らはこのようにして種子散布を行っているわけだ。

この話は毎年しているので、あまり新鮮味がないかもしれないけど、それにしても良くできている。

しかもこの葉はかなり遠くまで、そして高く飛ぶようで、ビルの4階、5階程度の階段の踊り場や屋上なんかにも積もるようになっているのを見かけることが多々ある。

落ち葉掃除でウンザリ、というのも分かるけど、そのひとつを拾い上げて「おおっ、こんなところにタネが」と感嘆してみる心のゆとりも大切であります。

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