なんかお寒いお花見事情。
要は節度の問題だと思うよね。
皆、紳士淑女たれってことで。
さて、お花見について意気盛んなのは花見客ばかりではない。
受け入れる自治体などもそれなりに盛り上がっているのだ。
例えばこの江戸川公園花まつり。
看板によれば4月1日から10日まで開催されるとのこと。
・・・でもねー、今の調子でいったらば4月1日にはすでにサクラは散ってなくなってしまっていると思うんだ。
散ったあとに10日間に渡っての花まつり。
結構「痛い」おまつりになってしまうのではないかとこっちが心配になる。
そういえば、日曜日のお昼のTBS系の噂の東京マガジンで興味深い問題を取り上げていた。
見ましたか?
僕はかいつまんでチラチラとしか見ていないのだけど。
カワズザクラで有名な河津町で、カワズザクラを目当てにやってくる観光客を落胆させないために、開花促進剤を散布しているという話。
なんでもカワズザクラが咲いているとツアー客が期待してやってきたときに、たまたま気温が低い日が続いてサクラが咲いていなかったらしい。
やってきた観光客は落胆し、ツアーのキャンセルも続出したらしい。
町としては、町の人口よりも多くの観光客がやってくることでかなり潤っていたらしいが、キャンセルが続出してはうま味が減ってしまう。
そこで開花促進剤をまいて観光客を引き留めようという作戦だろう。
問題になったのは、開花促進剤をまくことへの賛否。
それで観光客がやってきてくれるのであれば、と了とする意見。
開花促進剤というのは自然に反するのではないか、と否とする意見。
どちらにも言い分は認められる、というのが番組の主旨だった気がする。
バカをいってはいけない。
観光客を引きつけるために開花促進剤を散布するだなんて、愚の骨頂以外のなにものでもない。
人間の驕りはいったいどこまでいくのだろうか。
カワズザクラの観光価値は認めるが、それは自然の営みのひとつとしてである。
カワズザクラが咲けば、それをめがけてやってくる虫や鳥がいて、さらに周辺の自然もそれに呼応する。
ひとつひとつの植物が、自然全体を構成する需要な役割をもっているはずだ。
気温があがったり、日照時間が延びたりする中で、彼らはそれを察知して絶妙のバランスをとりつつ花を咲かせたり実をつけたりしているはずである。
それを薬をまいて開花を早めるだなんて。
全体のバランスを著しく欠くことこのうえない。
今年は例年になく寒かったらかサクラはまだ咲いていないね・・・。
それで良いじゃないか。
それを来た人をガッカリさせないために開花促進剤をまくとは、なんとも貧困な発想だと思いませんか?
この件についてあまり深入りする気はないけど、どうにもこうにも人間の浅はかさ、というか愚かさを感じずにはいられないお話でありました。
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