暖かい、というかちょっと暑いくらいの日が続いている。
まだ3月だというのに、ちょっと飛ばし過ぎではないかと心配になる。
この調子だと夏はどれだけ暑くなるのかと今から恐ろしい。
明日も気温はさらに高くなるそうで、東京のサクラも咲くかもしれないなんて言っていた。
もしそうだとすると花咲サクラ開花予想を大幅に早めた開花ということになる。
今頃咲いたらば、入学式の頃はスッカリ葉桜になってしまうだろう。
何かがオカシイ。
サクラの話題が多くなっているが、もっと身近な春の訪れにも目をむけて欲しいものだ。
とくに足元。
この前も書いたように、ナズナ、ハコベ、ホトケノザなどなど、素朴でカワイイ奴らが花盛りなんであります。
例えば、このナズナ Capsellla bursa-pastoris
草丈も25~30センチくらいはあろうかというくらい大きい。
草の先端には白くて小さな花が咲いている。
アブラナ科ってだけあって、白くて小さな花の花びらは4枚。
このあたりがとても律儀なところである。
草の先端には花、もしくはツボミが付いているが、草の下の方では既に花が終わって実を結んでいる。
実の形をハート形と世間では言うようだが、僕にはむしろ相撲の行司の軍配に見える。
この変わった形をした実のなかに細かいタネが沢山入っているのだ。
実ができるのは何も秋だけではない。
まだ朝方冷え込む3月にも既に花を咲かせたのちに実を結ぶなんて芸当をやってのけているあたりがスゴイ。
サクラ、モクレンなど上ばかり見るのではなくて、ときには足元にも目を向けてやってください。
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