京都に雪が降った。
そんなニュースを見た。
金閣寺に行ったのはつい2週間ほど前だったか。
今日は新聞は休刊日ということで朝刊はなかったので、夕刊に目を通していた。
すると小沢昭一さん逝去なる訃報に目がとまった。
今年も残りわずかとなり、流行語大賞、10大ニュースなど一年を総括するような話題が多くなった。
まぁ選挙を控えているので、振り返るにはまだ早い気がするが。
そんな中、今年亡くなられた有名人というのも必ず出る話題である。
有名人といったって、直接面識があるわけでもなく、どことなく他人事という気がしないでもないが、小沢昭一さんの訃報についてはちょっと特別の思いがある。
それは何故かといえば昭和48年に始まったTBSのラジオ番組
「小沢昭一の小沢昭一的こころ」の大ファンだったからだ。
大ファンといったって、楽屋の出待ちをしたり、追っかけをしたりするという手合いのものではない。
欠かさず番組を聴いていたかいえばそんなことはない。
でも子供のころ、たしか10歳くらいの頃にラジオに目覚めたときに、この番組が独特のお囃子と一緒に強烈に僕の耳に残ったのだった。
なんとなくラジオのスイッチを捻れば、独特の語り口で大変興味深い話をやっている・・・
そんな、「なんとなく」の積み重ねで機会があればずっと聴いてきた。
なので、その声がラジオから流れることは「あたり前」のことであり、もうあの名調子が聴けないのかと思うとなんとも寂しい。
夕方から昼の時間に移っても「ときどき」聴いていたのだけど、最近は名作選のような形になっていたので、体調が悪いのかなと心配していた。
で、今日の訃報。
ラジオの前に座ってワクワクしていた、ラジオが輝いていた時代がひとつ終わったような気がして残念だ。
ということで、今日は植物には何にも関係のない話で申し訳ないが、ひとつの時代(era)が終わってしまったという悲しさについて触れてみた。
ラジオの楽しさに気づかせてくれた小沢昭一さんのご冥福をお祈り申し上げます。
巨木探訪も小休止。
明日は「日本一」の巨木のご紹介です。
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