今日は一日中冷たい雨が降ったが、昨日は20℃を越す陽気で春爛漫、春全開の暖かい日であった。
花咲ジジイは代々木公園にいた。
春の訪れをひとつづつ確認するかのように代々木公園をゆっくりと歩いた。
サクラはほぼ終りに近かったが、これからという花もあった。
そのひとつがこれだ。
何でしょう? この青いイモムシのようなものは??
これはイチョウの雄花である。
イチョウは雄の樹と雌の樹が分かれている。
これを雌雄異株という。
すなわち雄の樹には雄の花、雌の樹には雌の花しか咲かないのだ。
イチョウの花は風媒花なので、花は目立つ大きさ、色、形、ニオイを発しているわけではなくて、しごく地味なのだ。
・・・という話はこれまでの花咲ブログで何回か書いた。
2008年5月13日、2009年4月27日と毎年書いているが、これまで写真を撮って書いたのは雄の花についてだけだ。
雌の花をカメラに収めようと、毎年それなりに注意を払って樹の上を見上げているがなかなか見つけることが出来ずにいる。
昨日見つけた雄の花はまだ花粉を飛ばすほど十分に熟していなかった。
恐らくあと一週間くらいして花粉がバンバン飛ぶのだろう。
今日は冬のような寒さだったが、気温が上がってくると花粉も飛びやすくなるはずだ。
となると、花粉の飛んでいく先である雌の花もそれに合わせて咲くはずである。
チャンス!
雌の花は胚が子房に包まれることなくむき出しになっている、いわゆる裸子の状態にあるはずで、今年こそはなんとしてもカメラに収めてこの場で皆さんにご紹介したいと思っている。
イチョウの雌の花を見つけるというシンプルなことが、足掛け3年の壮大なプロジェクトになってしまった。
うまくいくように祈っていてくれたまえ。
3 件のコメント:
日曜日は大変ありがとうございました。
雄の花を見たのも初めてで興奮しました。
雌の花はもっと珍しいのであれば、早く見てみたいです。
もし幸運にもその機会に恵まれたら、必ず写真を撮って、ケイタイの待ちうけにしないといけませんね。
イチョウが雌雄異株というのは知っていましたが花を見たのは初めてです。
小さなバナナがついているようで可愛いです。もう少し時間がたった時も見てみたいですね~。有難うございました!!
【彬さん】
こちらこそ有難うございました。
”生”には何事もかないませんね。
そういった興奮を花咲ブログでは取り上げていきたいと思いますし、それは花咲ジジイの使命でもあります。
【匿名さん】
コメント有難うございます。
イチョウの花は風媒花なので目立たず、その気になって見ないと見つかりません。
オスの鼻はバナナのようで可愛いかもしれませんが、メスの花はちょっとビックリの姿・形をしています。
なんとか花咲ブログでご紹介したいものです。
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