立川にフラワーショーを見に行って、そろそろ帰ろうかとゲートに向かって歩いていたらばとても美しい樹形の木が目に入った。
まるで美女に引き寄せられるかのように、スーッとその木の方に足が自然と向いた。
幹は太いが、背が高いわけではない。
こんもりとした樹形で、少し西に傾いた日差しに芽吹いたばかりの新緑が浮き上がっていた。
樹形としては昨日書いたケヤキとは全く異なるが、このずんぐりした樹形は何とも魅力的である。
ケヤキと共通している点がひとつあるゾ。
学名の種小名 serrata が一緒だ。
ケヤキは Zelkova serrata で
コナラは Quercus serrata である。
serrata とは ギザギザの という意味があり、ケヤキもコナラも葉っぱの縁がノコギリのようにギザギザになっている。
この前、イチョウの目立たない花をご紹介して大興奮したばかりだったが、このコナラの花もあまり目立たない。
房のようなものがぶら下がっているが、これがコナラの雄花である。
雌花は結実するとドングリになる。
足元には去年落ちた砕けたドングリが沢山転がっていたぞ。
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