春の味覚 2010
おーっと、また食べ物ネタに走るのか!? と揶揄されそうだが、あえて書こう。
今日はタケノコである。
普段われわれの食卓にあがるのはモウソウチク Phyllostachys heterocycla が多いみたいだ。
この前神楽坂の美味しい料理屋 (なんかすっごくゴージャスな響きですね) で食べたのがタケノコを焼いたもの。
シンプルながら歯ごたえがあって、香ばしくてとっても美味しかった。
タケノコは結構話すことが多いと思う。
まず、タケノコは地下茎から伸びた竹の新芽である。
特筆すべきはその生長スピードで一日で100センチくらい伸びることもある。
なんでそんなに生長スピードが速いのかといえば、竹には節があって、その節ごとに生長点があるため。
普通の植物はその植物のてっぺんにあるひとつの生長点が伸びるのだが、竹の場合生長点が各節にあるため節の数の分だけ生長スピードが倍加されるというわけである。
ちょっと分かりにくいか。
もっとスゴイ目のつけどころもあるゾ。
竹はタケノコの段階から、太さは既に大人の竹の太さをしているし、中を割れば将来節になる部分はすでに節として出来上がっている。
上の写真を見てくれ。大人の竹同様に太いだろ。
下の写真を見てくれ。タケノコは節だらけではないか。
ということはですよ、彼らは横へ生長する必要がない。
後は上へ上へと生長すれば良いだけである。
生長のエネルギーを上へ集中させれば良いのである。
花咲ジジイも横方向へは出来れば成長はご遠慮願いたい。
タケノコよろしく上へ上へとグングンいきたいものである。
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