2010年4月14日水曜日

英国式タバコのたしなみ
    
   
この前イギリス人と飲んだ。
   
彼は日本にきてまだ3ヶ月少々とのことで、日本語もまだこれからといったところ。
   
花咲ジジイはタバコを吸わないので、しばらくひたすら 飲み に徹していたのだが、後になってシビレを切らしたのか、彼が 吸ってもいいか と聞いてきた。
   
どーぞ、どーぞ。
   
おもむろに彼が取り出したのは日本ではあまり見かけない手巻きタバコであった。
  
手巻き寿司は馴染みがあるが、手巻きタバコはいまいち知らないでしょ。
   
どういうわけは英国ではこの手巻きタバコのほうが主流で、普通の巻きタバコのほうが少ないくらいである。
  
イヤ、「どういうわけか」ではなくて、実は明確な理由がある。
英国ではタバコ1箱のお値段がおよそ1000円以上する。
   
パブなんかの自販機で売っているタバコはもっとひどくて、同じ1000円なのに中に入っているタバコが20本ではなくて18本とか16本だったりする。
もう詐欺みたいなもんである。
   
となると、そんなにバカ高いタバコよりは割安な手巻きタバコに流れるのはコレ必然というものだろう。
  
手巻きタバコはご覧のように袋にタバコの葉っぱが入っていて、専用の紙にクルクルと巻いて、端をペロっと舐めて完成する。
このタバコを巻く行為がなんともカッコエエっ!!と思った時期があって、自分は吸えないもんだから、「巻かせて、巻かせて」 と色んなスモーカーの友人たちにせがんで、かなり煙たがられたものである。
   
イギリス人の彼は恐らく大量にこのタバコを持ち込んだのだろう。
そんなタバコを吸う様子を見ていてなんとも懐かしく色んなことを思い出してしまった。
    
    
妙に深爪の指先も 典型的イギリス人 の特徴である。
   
因みにタバコは学名的には Nicotiana であり、ナス科の仲間である。
トマト、ジャガイモ、ピーマン、トウガラシなんかと同じ仲間であるのだけど、知ってた?
   
    

2 件のコメント:

ぴーさん さんのコメント...

税関はどうやって抜けるんだろう?
よく国産1カートン、外国製1カートンなんていいますけど...1袋?どれだけ換算になるのかな...
学生の時は、シケモクばらして、ドイツ語の辞書で巻いて吸ったりもしましたが、かっこよさが違いますねwww

花咲ジジイ さんのコメント...

調べてみますと、紙巻タバコ200本、葉巻タバコ50本、それ以外250gとあり、さらに外国に居住している人はこれが2倍になるとのことなので、彼の場合正面から通関したとすれば500gが免税範囲となると思われます。

でもそれ以上でも税金払えば良いということなのでは・・・。
まあ、節約のために手巻きなわけで、税金をはらってまで、というふうには思えませんが。

それにしても辞書巻いて吸う・・・スゴイですね。

ある意味そっちのほうがカッコ良いような。