2008年9月12日金曜日

特許アボガド?!
  

  
アボガドをスーパーで買った。
  
シールが2枚張ってある。
  
①「特許品 登録第3579661号 このアボガドの栽培方法は、特許庁に登録されています」
②「こだわりアボガド 通常よりも樹上で長く熟成しコクのある旨味を引き出しました メキシコ産」
  
そこでどんな特許なのか調べてみた。
  
特許の名称は「アボガドの収穫法」というもので、こんなものが特許になるのか、とちょっとしたオドロキである。
更に特許請求の範囲、すなわちどんな特許なのかという説明については
  
「産地で所定の大きさに生育したアボカドを樹木から収穫し、この収穫されたアボカドを前記産地から加工場まで輸送し、この輸送されたアボカドを加工場で加温追熟した後、消費者に提供されるアボカドにおいて、前記アボカドの表皮の一部が黒色になった以降にアボカドを収穫することを特徴とするアボカドの収穫方法。」
  
とある。
  
なんとも分かりにくい。
  
花咲ジジイ的に解釈するなら、上記文章の前半は全て無視して、要するに「アボガドが黒くなって熟してから収穫する特許なのだ」 と言えるのではないかと思う。
  
そうなると更に「??」が深まる。
  
熟してから収穫するというそんな当たり前のことが特許になるっているのだから。
   
この特許を詳しく見ると、従来のアボガドは実がなってから2~8ヶ月で収穫、出荷してしまうのだが、それではアボガドに十分な脂質と風味が蓄えられる前になってしまう。それを当初青い実の黒い部分が5~80%になったときに収穫するようにした、ということが「特別」なのだという。
  
それにしても5~80%って幅がありすぎやしないだろうか?
  
まぁ、実際に美味しいアボガドを選ぶときに、どのくらい熟しているかというのがカギであることは間違いない。
僕はそれを色で判断するのではなく、触って、軽く押してみてその感触で熟れ具合を確認する。
  
確かに青くて、硬いアボガドは美味くない。
この特許によってハズレ・アボガドをつかむ不幸な人が減ることを祈ってやまない。
  
  

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

アボカド、って食べ時が難しいですよね。買ってからしばらく冷蔵庫で寝かしておくのだけれど、もう大丈夫、と思って切ると硬かったり、逆に中身が黒くなって食べられなくなっていたり。

今が食べ時!とドンピシャで当てられるアボカド名人になりたいものです。

匿名 さんのコメント...

僕はブログに書いたように、軽く手で押した感触でほぼ間違いない「熟し度判定」をしております。

この前、さる物産展で桃を売っていて、「手で押さないでください」とありました。

桃はやっぱり傷んでしまうからでしょう。
アボガドはちょっと押したくらいでは大丈夫。
押してから買いましょう。