これも今わりと旬な花ではないだろうか。
もともとは南アフリカ原産であったが、最近はすっかり日本に定着した。
朝、散歩に出かけるときにカメラを持って「ヨーシ、今日はオシロイバナを撮るのだ」と張り切って何度が出掛けたが、2枚目の写真のように、大抵はしぼんだ花がらしか見つからなかった。
それもそのはず。
このオシロイバナの花粉を運ぶのは主に蛾なので、彼らの行動時間に合わせて花を開くようになったのだろう。
なので、花が咲くのは夕方になる。
植物達はより優れた子孫を残すために、出来るだけ他の株と交わろうとする。
これを他家受粉という。
オシロイバナは花を開いて一晩かけて蛾をひきつけて、自分の花粉を他のオシロイバナに持って行ってもらおうとする。
ところが一晩たっても蛾が来てくれないこともある。
そういった場合、他と交わって優れた子孫を残せなくても、何も残さないよりはマシということで、自らの雄しべと雌しべがくっついて受粉するメカニズムを持っている。
上の写真のように、咲いた直後は雌しべは雄しべの先にあるけど、しばらくすると互いに巻き込むようにして雄しべと雌しべがくっついて受粉するようになっているのだ。これを自家受粉という。
写真はピンクのオシロイバナだけど、他に黄色もよく見かける。
というわけで身近で素朴な花の御紹介でした。
1 件のコメント:
オシロイバナって一本から色んな色が出ているように感じています。根っこは違うのかな..
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