ゴーヤ Momordica charantia
ゴーヤチャンプルーはすっかり市民権を得た、とういか、かなりポピュラーなメニューになったと思われる。
さらに、ゴーヤを育てて緑のカーテンをつくろう! そして地球温暖化を防ぐのだ! などというキャンペーンもあったりして、ゴーヤはちょっとした人気者だ。
ゴーヤのまたの名をニガウリというだけあって、独特の苦味が特徴だ。
この苦味は モモルデシン momordicin という物質がもとになっているようだが、このモモルデシンがゴーヤの学名 Momordica のもとになっているのではないかと想像される。
ゴーヤは熟すと今日の写真のように黄色になって、実が裂けて赤い種が露出するようになる。
黄色と赤。
その色のコントラストが鮮やかで、普段食べているゴーヤとのギャップにちょっと驚く。
我々が食べているゴーヤはまだ熟していないもの、ということになる。
そうなると、初めてこの植物を食べた人は「ウーン、苦い。熟するまで待とう。」とは思わなかったのだろうか?などという疑問が沸いてくる。
「苦い、硬い、だけどこれはこの状態が一番美味いのだ」というのはなかなか独創的な判断だったのではないかと思ってしまうのだ。
焼き魚のはらわた、ビールなど苦味が旨いというものはいくつかある。
味覚の秋、収穫の秋である。
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