2008年9月22日月曜日

コンパニオン・プランツ Companion plants



コンパニオンプランツという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
コンパニオンとは「仲間・友達」といった意味合いがあり、プランツとは言うまでもなく「植物」である。
仲間の植物・・・?

これは共生作物、あるいは共栄作物、というもので 「種類の異なる植物を近接して植えることで植物の成長が良くなり、病害虫の予防になる」ことである。

言い換えると「複数の植物を組み合わせて植え、お互いの性質の違いによって病気や害虫の発生を防いだり、生育を促したりすること」 (コンパニオンプランツで野菜づくり 木嶋利夫)となる。

今日の写真にあるマリーゴールド Tagetes はコンパニオンプランツの代表格で、トマト、ナス、ジャガイモなんかと一緒に育てると虫がつきにくい。特に土中にいるセンチュウに対して効果が高いといわれている。

マリーゴールドのニオイを嗅いでみると、ちょっとキツいツンとしたニオイがするのが分かる。
これが効くのだ。

あるいはニンジンタマネギを隣り合わせに育てるといったのもある。

害虫がついているから殺虫剤をまく、ということをすると、薬品にさらされた野菜を口にすることとなり、オーガニック野菜とは呼べなくなってしまう。
強い薬を使うと、虫たちはそれに耐えうるように少しずつ進化して結局薬が効かなくなってしまう。

そういう意味では、コンパニオンプランツは、環境に優しく、見た目もよろしく、ある意味理想的な農法であるといえる。

「防ぐ」だけではなく、例えばトマトは水分を控えると糖分を増すといわれていて、トマトの横に落花生を植えるとトマト周辺の水分を吸い上げてトマトへの水分供給を制限して美味しいトマトが採れるようになるという効果もあるらしい。

9月も残り僅か。
もはや何か新しい野菜を育てたりする季節ではないけど、覚えておいて損はないコンパニオンプランツのお話でした。

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