この前カンナについて書いたのだけど、ついノスタルジックなことを書いて肝心なことをお伝えするのを忘れてしまった。
カンナの花はオモシロイ。
上の写真で赤い花びらのようなものは、実は雄しべが変形したものだ といわれている。
分かりにくいと思うので図を描いてみた。
なんともアナログだけど、その方が手っ取り早い。
まず根元に3枚のガクがある。
そしてその隣に細い爪のように伸びているのが3枚の花びら だ。
で、赤くヒラヒラと花びらのようなものは3枚の雄しべ が変形したもの。
花の中心部にゴニョゴニョとあるのを良く見ると、雄しべ2本と雌しべ1本が見えるはずである。
この花びらみたいなカタチをしたものを「これは雄しべが変形したものだ」と発見した人は本当にエライというかスゴイと思う。
植物学者ってかなりオタクというか、そのことばかり考えているようだ。
でも宿帳なんかの職業欄に「植物学者」なんて書いたらカッコ良いと思うのは僕だけだろうか?
ほかに「海洋学者」とか「天文学者」とか・・・・
話が横に逸れてしまった。もしカンナを見かけたら、手で花をめくって詳しく見てみよう。
不思議な花だよね。
1 件のコメント:
多くの読者がそうだろうと思うけれど、
今の今までひらひらのが花びらだと思ってました。
「花びら=きれい」というのはロマンチストな人間様の思い込みに過ぎず、植物には植物の事情だか理由だかがあるんですね、きっと。
植物って不思議。
ここで学んだウンチクをひけらかす場がないことが残念です!
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