平年より20日、昨年より6日早く、関東地方は梅雨入りした。
という訳で今朝は雨。
梅雨といえばこのアジサイを紹介せねばなるまい。
なぜ梅雨・6月といえばアジサイなのか?
笑わないでいただきたいが、小学生のころの愛読誌であった少年チャンピオンの綴じ込み付録として がきデカ カレンダーがついていた。
そのカレンダーの6月は、こまわり君が窓越しに雨に濡れるアジサイを見ている というものだった。
どういうわけだか、これがことのほか強烈に刷り込まれて 「6月=梅雨=アジサイ」という図式がこまわり君の雨を憂う切ない顔と一緒に想い出されるのである・・・。
街に目をやると、5月半ばから花屋さんにはアジサイの鉢が目立つようになった。
そして最近は公園の植え込みなどのアジサイもボチボチ咲いている。
花びら(花弁)だと思われるのはガクであって、その中心にある小さなのが花である。こういう花を装飾花というらしい。
装飾花のかたまりが上の写真のようないわゆる普通のアジサイ。これをセイヨウアジサイともいうらしい。
それに対してガクアジサイは周辺の花には大きなガクが見えるが、中心部の小さな花たちにはそれがない。小さいけど硬くとじたつぼみと、咲いている花が見えるだろうか?
白くポツポツと見えるのは雄しべだ。
御存知の方も多いかもしれないが、このアジサイの色は土の性質に影響を受けやすい。
土が酸性だと青っぽくなり、アルカリ性だとピンクっぽくなる。
当然品種改良によって白などの色もあったりして、これだけで色が決まっているわけではないけど、一応目安にはなる。
そして話のネタにもなる。
「花子さん、御存知でしたか。アジサイの色はその土が酸性かアルカリ性かなのかで変わるんですよ。なので花言葉も移り気なんて言うらしいんです。フフフ」
「まぁ、花咲さんなんでも良く御存知ね。ステキ。」
なんて場面でも使える。
このときに「あれっ、青が酸性だっけ、アルカリ性だっけ??」などとあたふたしないことが肝要である。
5 件のコメント:
これからは色んなお寺でアジサイ祭ですね。挿し木をすると日陰でもよくつくということで戦後特にお寺で暗い世の中を明るくしようとずいぶん植えたらしいですぞ。
この頃は酸性雨の関係か青いのが多いようです。
「あじさい寺」とか「こけ寺」とか。名前だけでも味わいがありますよね。
はじめまして。いつも楽しく読ませていただいています。いきなりですが、
<どっちが酸性かアルカリ性かの覚え方>
コカコーラの缶は赤い。そして大塚製薬のポカリスエットは青い。これでもう大丈夫。花子さんのハートをゲットしてくださいまし。。
有難うございます。ナルホド、語呂合わせ的記憶法ってやつですね。これからも良いヒントがありましたらどしどし教えてください。
アジサイを漢字表記すると、いきなり趣のある文学的な響きを伴って格調高くなる気がします。ふふふ。
新宿の甲州街道沿いにも、排気ガスにも負けずに紫陽花が咲いていました。(土壌はアルカリ性らしい)
このところ雨が続いているので、紫陽花が一層鮮やかですね。
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