2008年6月27日金曜日

ビワ様
            


              
昨日、さる方からビワを頂戴した。
              
とても立派な箱に入っていた。
箱をオープンしますと、白いクッション素材が入っていて、更にそれの下にはプチプチ・クッションが入っている。それら全てを取り去ってようやくビワ様との御対面となる。
この恭しさ、まさに ビワ様 と呼ぶにふさわしい。
               
普段八百屋さんなどでリサーチして培った感覚でいくと、一個あたり100~130円くらいのお値段ではなかろうか。
まさに ビワ様
          
箱に目をやると、「房州びわ」 登録商標5029823 品種 大房 生産者 金木ふみちよ とある。
商標登録までされているとは・・・。
             
更に横文字で「Sweet Biwa」とある。
英語のような、日本語のような何ともいえないグルーヴ感である。
              
そして整然と並んだ12個のビワのうちひとつを取り出して皮を剥いて食べてみた。
オイシイ、というか懐かしい味だ。
               
                 
ビワを食べるのは何年、いや何十年ぶりだろうか。
食べて思い出したけど、種がやはりデカいこと、そして種の周りの組織がどうも粉っぽい。
この種のデカさで、可食部分が少ないというのがビワの特徴1である。
          
特徴2として、どことなく 粉っぽい というのがある。
ビワの木を剪定すると、葉っぱから木の枝から全て粉っぽくて、のどがイガラっぽくなって咳がとまらなくなる。そういった性質を、果実になってもキチンとどこかで踏襲しているのである。
                 
                  
果実をみると「へそ」の部分が星型になってるのが分かる。
ビワはバラ科なので花びらもガクも基本的に5枚なのだけど、そのあたりの名残がこの5点を頂点とする星型に見ることができるというわけだ。
                  
思えば「ビワの花を見た」(2/17)、そして「ビワの小さい青い実はこんなカンジだ」(4/23)ということをお伝えしてきたのだが、最後に花咲ジジイのお口に入ってめでたくビワ3部作を完結することとしたい。
          
では、良い週末を。
           

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

この頃は種無びわも開発されたとか。房総に行ったときのお土産の定番は『びわ』『いわしみりん干』『かいの佃煮』あたりですかね。