昨日は暑かった。
僕は1日中、外で庭仕事をしていた。
暑さがツラく感じる。
もはやカラダが本能的に日陰を探している。
昔は、浅黒く日に焼けた肌が男の価値を上げるのダ なんてバカなこといって進んで日光浴などしていたものだが、今はとんでもない。
わざわざそんなことをしなくても、紫外線には 庭仕事をしていれば十分当たるし、今となっては日に焼けたいとは思わない。
先週荒川にピクニックに行ったときも、辺りでは上半身裸になって積極的に日光浴をしている人を多く見かけたが、僕はお弁当を広げたのも階段の下の日陰だった。
夏場、庭仕事をしていて気をつけなくてはいけないのは水分補給。
こまめに水を飲む。場合によってはスポーツ飲料などで塩分の補給も必要だ。
なにやらスポーツの試合中のようである。
暑くなると水が欲しくなるのは植物とて同じこと。
ただ彼らは喉が渇いたからといって自動販売機やコンビニで冷えた水を買うこともできない。
なので暑さが厳しい場所に生息している植物には水を蓄えるやつらがいる。
アフリカ出身のアロエがその代表だろうか。
いわゆる多肉種というやつ。
見た目的には葉もトゲトゲしているのだけど、触ってみるとトゲもそれほどきつくない。
葉っぱは肉厚でぶよぶよしている。
パキッと半分に折ってみると、中はご覧のとおりしたたるほどのみずみずしさである。
アロエをつかった軟膏や、さらにはヨーグルトなどの食品もあるけど、これがそのモトなのだ。
彼らは逆に寒さに弱い。
考えてみれば、葉っぱの中に蓄えたこれだけの水分が凍ってしまったら、それは生きていけないということは容易に想像できる。
英国のキューガーデンでは、小学生が学校の社会科見学、もしくは遠足でやってくるのだけど、彼らを案内する学芸員のような人たちはこのアロエをビニール袋に忍ばせておいて、温室のところでここぞと取り出して説明していた。
子供たちは大変興味を示して、とても食いつきが良かったのを思い出した。
「あのー、花咲ジジイさん。ブログ・ネタといってアロエを勝手に折ったりしちゃぁダメなんじゃない?」と攻めないでいただきたい。
これは昨日手入れに行ったお庭で捨てられそうになっていたのを、学術的目的をもって写真に収めたものなのである。
2 件のコメント:
アロエのヨーグルト、大好きです♪
ところで、東京都の八丈島ではアロエが群生しています。
空港を出ると、道路脇にはアロエ、アロエ、アロエ。アロエの花が赤いというのは、その時に知りました。
私は家のベランダで鉢植えで育てたこともあります。
知らないウチにグングン育ちました。サボテンより強いなあと思いましたが、気候が合っていただけかな?
八丈島にアロエ・・・。大いにありうるでしょうね。大島などもそうですが、気候が「トロピカル」なのではないでしょうか。
最近花屋さんで、ブーゲンビリアやハイビスカスが鉢植えで売られているのに気付きましたか?あれなんかも、本来は赤道に近い「熱帯地方」で育つもの。品種改良も当然されているでしょうが、基本的な気候が東京でもかなりトロピカルになってきてるんでしょうね。
更に昨日の新聞では宮崎に負けじと埼玉でもマンゴーやキウイなどの南国果実を商業的に育てる試みが始まったそうです。どこもかしこも温暖化です。
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