というわけで昨日は植物観察会のために赤城自然園に出かけていた。
毎度思うことではあるけど、山にある植物と都会にある植物では明らかに異なり、そして都会のそれに親しんだ者としては、山のものは何やら新しいものように思えてしまう。
正直に告白するなら「難しい」のである。
山岳ガイドの方などの口から、スラスラと高山植物の名前が出てくるのを聞くたびに「叶わないなぁ」と思う。
ちょっと特殊な世界なんだと思う。
例えば上の写真はオオヤマレンゲというもの。
名前だけ聞くと、それがどんなものなのかちょっと想像できない。
でも実物を見ると、「なーんだマグノリアじゃないの」と思うのだ。
マグノリアとはモクレン、コブシの類の英名で、オオヤマレンゲだって学名は Magnolia siebolidii という。
ね、マグノリアでしょ。
さらには下の写真はクリンソウというもの。
クリンソウ??と名前だけを聞くとなるかもしれないけど、実物を見ると、「なーんだサクラソウじゃん」となる。
クリンソウの学名は Primula japonica だし、サクラソウの学名は Primula sieboldii だから、ともにプリムラ(Primula)なわけだ。
確かに正確に分類して細かく学ぶのもひとつではあるけど、それがかえって「とりつきにくさ」を生じている場合もある。
いいじゃないの何でも「マグノリアで」「サクラソウで」はたまた「アイリスで」。
そうこのブログで何回か書いたことがあるけど、アヤメ、ショウブ、カキツバタなど区別が難しいけど、皆ぶっちゃけ Iris だからね。
そこでまず一歩を踏み出したあとに詳しく知りたい人はさらに深く勉強すればいいのではないの、と思う。
Take it easy であります。
0 件のコメント:
コメントを投稿