昨日 「シイの花に近づけるのはこれが限界」 ということを書いた。
書いたあとで、そういえばアソコにあったのは確かシイの木ではなかったか と思い出していってみた。
それは、千代田区一番町英国大使館前。
以前自転車で走っていて、傾斜の関係で割りと低いところに花があったような気がしたのを思い出したのだ。
行ってみてごらんのような写真を苦もなく撮ることができた。
思ったとおり、花としては特に美しいわけでもなく、鼻を近づけるとあの甘いような臭いようなビミョーなニオイがした。
と、ここまで書くとなんてことはないのだけど、実はちょっとなんてことがあったのだ。
このシイの木は英国大使館前にあったのだけど、前も前。
大使館正面の門の真ん前にあるのだ。
自転車でそこに一直線に向かい、やおら大型メッセンジャーバッグの中からカメラを取り出し、何回もシャッターを木に接近して押して、そのあとニオイを嗅ぐ・・・ということを、警備にあたっていた警官の前でやらかした。
その一部始終を警戒して見ていたその警官に当然声を掛けられた。
見方によっては、僕は治安を脅かす恐れのある、まがうことなき不審者である。
「何をしてるのですか?」
「ええ、写真をちょっと・・・」
「珍しいんですか、これ?」
「えぇ、この高さで花が見れるのは」
「はぁ?そうなんですか。カメラマンさんですか?」
「いいえ」
「じゃぁ趣味かなんか?」
「まあ趣味と仕事半々って感じです」
などとトボけたやりとりをしてその場を去った。
以前、新宿を歩いていて職務質問を受けたことがある。
やましいことは一切なくても、警官と話すというのはなんとなくドキドキするものである。
3 件のコメント:
今の匂いはクリではないんですか。
シイに匂いがあるとはとは思いませんでした。
さすが、スルドイ指摘ですね。書き損ねてしまいましたが、クリもシイも「ブナ科」ということで、共通部分がありそうです。花のつき方、ニオイなどがそうでしょうか。実もシイはクリほど立派ではありませんが、クリっぽい実がなります。そして決定的なのは東京のド真ん中でもこのニオイがプンプンするという事実。東京の真ん中、特に千代田区あたりではクリの樹はあまり見掛けません。ニオイの根源はシイであると花咲ジジイは確信しております・・・。
地図を見ると「クリ畑」というのが昔あったような、なかったような・・・。
東京=クリ畑=昭和 といった一種のノスタルジーを感じてしまいます。
世田谷に住んでいたころ、農家の後継ぎがいないと税金対策で栗畑になりました。ほとんど放置プレー。今はマンションが変わりに植わっています..
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