今日の写真を見て 「おっ、クローバー見っけ!」と思った方、チョット待ってください。
気持ちは分かるのだけど、これは カタバミというもので、クローバーではない。
カタバミはカタバミ科に属し、花もご覧のように放射相称花を咲かせ、クローバーはマメ科に属し左右相称花を咲かせる。
クローバーはとても興味深い植物なので、また今度ゆっくり取り上げよう。
このカタバミで強調したいのがその驚くべき生命力だ。
まず花を咲かせて、実を結ぶとその中から無数の種をはじき飛ばして増える。
そして、茎からは匍匐枝をだして増える。
更に根っこがとてつも長く深く地中にもぐり(写真下)、かつ根が太く そこに養分などを蓄え(写真中)、仮に地上の目に見える部分を取り除いても、スグに再生してくる。生き返るのだ。
なのでコイツを駆除するのはかなり厄介なのである。
まさに根こそぎ取り除くしかない。
何事もそうだけど、早期発見、駆除が鍵を握る。
まだ小さいうちであれば、根もさほど深くもぐっていないので そーっと慎重に根が切れないように引っぱれば駆除ができるかもしれない。
植物園である友人が 「オクサリス、ゴキブリ、そして蟻は地球に原子爆弾が投下されても生き残るな」とぼやいていたのを思い出す。
今日の写真は葉が赤いというか紫っぽいので アカカタバミ。
葉が緑色のものもあってそれは単に カタバミ というようである。
そこら中にはえているから見てみよう。
晴れた日中に花を開き、それ以外はクルクルと巻き込むように花が閉じる。
例えるなら傘をたたんで丸める感じ。
本日のカタバミのお話はここまで。
続きはまた明日。
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