今やアブラムシの勢力は拡大の一途。
どうも樹の種類によって、彼らの好みがあるらしい。
バラ、ウメなどはかなり好きな部類だが、このトウカエデも大好物のようだ。
このトウカエデは街路樹として植えられているので、街を歩けば通り一本トウカエデ・ストリートなんてのもあるかもしれない。
そこにおびただしい数のアブラムシがついて、片っ端から樹液を吸っていっせいに余分な糖質の体液をププププとお尻の2本の角から吐き出す。
この下を歩くとどうなるか?
「アラ天気雨かしら?」などとは知らぬが仏である。
でもこのブログを読んだ人はイヤになっちゃうかもしれない。
僕もこの写真を撮っていてイヤ~な水気が上から降ってくるのを感じた。
よく見るとまず葉っぱが何となくツヤツヤと光っている。なんか濡れているようなカンジ。
これは濡れているんじゃなくて、その糖質の体液がついたもの。試しに触ってみると結構ベタベタする。
そして左の写真を見て欲しい。
若葉がくるりんとカールしているというか、チリチリに縮んでいたりしている のを見つけるかもしれない。これはアブラムシが樹液を吸うので起きる。こうなるともう治らないだろうなぁ。
ここにアブラムシがいるというサインなので、ここから先をハサミで切って捨てるくらいしか手はなさそうだ。
おいおい話すけど、害虫と一言でいっても「吸うタイプ」「咬むタイプ」「舐めるタイプ」などがあって、それぞれカテゴリーがハッキリ分かれている。
なので食害にあった植物を見て、誰の仕業なのかすぐに分かるようになる。
それはそうと今日の植物 トウカエデ Acer buergerianum は漢字では唐楓となるようで中国原産らしい。僕はアブラムシがこれだけつくので 唐 ではなく 糖 だと思っていた。
甘いカエデといえばメープルシロップをつくるカエデがあったはずで、アレはトウカエデではなかったか?と調べてみたら、サトウカエデ Acer saccharum だった。
このトウカエデは街路樹でよく使われるし、樹の幹が一番上の写真のように特徴があるので見分けがつきやすいので探してみよう。
樹の幹とか葉っぱとかで見分けるのではなくて、「なんか降ってくるなぁ」という感覚で見分けられたりして・・・。
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