2008年5月25日日曜日

痒い季節
   
   
庭仕事をする場合、僕は冬場が好きだ。
寒いといったって、一旦身体を動かし始めればスグに暖かくなり寒さはそれほど気にならない。
ムシもほとんどなりを潜めている。
   
その点、夏はキビシイ
暑さは殺人的だし、脱ぐったって限界があるし、冷房があるわけでもなし。
このブログで何度か取り上げたチャドクガの幼虫など、「敵」も多い。
  
5月はその冬と夏のほぼ中間で、外働きも気持ちの良い季節・・・のハズだった。
ところが、この前「なんか首のまわりが痒いなぁ」と思っていたら蚊に刺されていた。
   
もう蚊がいるのか!? とちょっとオドロキだったけど、まぁ温暖化を取り出すまでもなく、蚊がいてもおかしくない5月後半である。
   
日本で植木屋仕事、庭仕事をしていると、夏場は肌を極力隠す というのが一般的だ。
足元は地下足袋、長ズボン、長袖シャツ、帽子、軍手といったいでたち。
暑いけど、ムシに刺されるよりも良いし、強い紫外線に長時間さらされているとロクなことはない。
   
一方、英国では事情が全く違った。
足元は登山靴のような格好の安全靴ブーツ、短パン、半袖ティーシャツもしくはタンクトップ、帽子、サングラスといったところか。
  
とにかく肌を露出して体感温度を下げようという発想だ。
この発想が可能なのは蚊をはじめ、刺すタイプのケムシなどがいないことが理由として挙げられる。
植物園では決められた植物園のロゴ入りのティーシャツやポロシャツの着用が義務付けられていたけど、一歩外にでると道路工事のお兄さんたちなんかは、短パンイッチョで上半身裸で働いていたりする。
  
初めて見たときはちょっと驚いたけど、夏場ではどこへいっても当たり前の光景だった。
  
植物園でも裏方の来園者の目につかないセクションでは上半身裸のやつが結構いて、それが植物園の上層部の目に留まり、「園内では何人もすべからくシャツを着るべし」なんて通達がでて、それに反発するスタッフとの間でちょっとした騒ぎになったこともあった。
  
この日英、もしくは日本とそれ以外の外国の園芸をめぐる服装問題は面白いので今後もうちょっとゆっくり話してみようと思う。
  
とりあえず今日のところは蚊が出てきましたよ、という御報告でした。
  

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