この前、といっても一ヶ月ほど前。
自然観察に赤城山に出掛けた帰りに、道の駅に立ち寄った。
新鮮な野菜などが格安で売られていて、かなりの人で賑わっていた。
店の中を物色しながら歩いていると、あるモノに目がとまった。
『ドライやよいひめ』
テレビ東京の確かガイアの夜明けだったかな、ちょうどドライやよいひめを取り上げた番組を観たばかりだったので、思わず立ち止まった。
番組の内容としては以下のようなものだった。
イチゴといえば「あまおう」「とちおとめ」など、品種毎のブランド化が進んでかなり売れているが、知名度の低いイチゴの売り上げはイマイチ。
群馬のやよいひめもそれなりに品質、味に自信があるものの知名度がないために苦戦を強いられている。
なんとかして売る方法がないか?
それは付加価値をつけることではないか。
そこである女性技術者が思いついたのが「ドライいちご」
ドライ・マンゴーなどから発想を得たもので、イチゴをスライスし乾燥させる。
すると「イチゴ・チップ」のようにして新しい食感を味わえるようになり、これを大々的に売り込もう・・・
大雑把だけど、確かそんな話だったと記憶している。
そのドライやよいひめを売っていたので、ちょっと躊躇いつつも買ってみた。
躊躇った理由は値段とそのボリューム。
一番下の写真を見てもらえれば分かると思うけど、これで一袋400円也。
取り出してみるとイチゴの色も、ドライにしてはまずまず鮮明に現れている。
イチゴの断面に見られる独特の実に向かって走る線もそのまま。
見た目は良いのではないかと思う。
いざ、実食!!
口に含んだときにイチゴの香りが広がるのは評価できる。
・・・が、味はもちろん生のイチゴのほうが格段に美味いと思ったよ。
奥歯にひっかかる、ネチョッとした食感もちょっと気になった。
イメージしたパリッという感じではなかった。
これがイチゴ1パック買う値段よりも格安なら、納得感はあると思うけど、このワンパックで400円でしょ。
まったく個人的な感想で恐縮はありますが、「ビミョーだなぁ」と思いました。
番組ではこれが素晴らしいと評価され、有名デパートに出入りしているチョコレート屋さんとの取引が決まった、というようなシーンがあった。
確かにこれだけを食べるというよりは、何かと混ぜたり、合わせたりしてアレンジするといいんだろうな。
となると「やよいひめ」がイチゴとして優れているのではなくて、ドライする技術が優れていて、ドライさせるイチゴはなんだって良いことになりやしないか?
まぁ、僕の信条としてテレビなどで見たものを鵜呑みするのではなく自分でなるべく確かめてからモノを言うということがあるけど、実際にドライやよいひめを食べてみての率直な感想でありました。
アナタなら、このドライやよいひめ、一袋400円で買いますか?
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