急に涼しく秋めいて・・・
なーんて言っていたら、まだ結構暑かったりしてね。
いっときの刺すような日差しではないけど、蒸し暑さはなかなかのもの。
昨年も9月いっぱいくらいは暑かったものね。
まぁ何事も少しづつというのが良いでしょう。
夏から急に冬になっても困るし。
さて、昨日は「山歩きのススメ」といって書いてみたけど、街歩きだってなかなか捨てたものではない。
都会のコンクリートジャングル、アスファルトジャングルにも植物たちは健気に育っている。
先日見かけた、健気な植物はこれ。
スミレであります。
何が健気って、このスミレはどこに根を張って、どこで育っていると思いますか?
写真をジックリとご覧頂きたいが、これ、なんとアスファルトに根を張っているのだ。
正確にはアスファルトの隙間を縫ってその下にある土に根を張っているのか、もしくはアスファルトの隙間に存在する僅かな土に根を張っているのか、それはこのスミレを引っこ抜いてみないとわからない。
そんな残酷なことは出来ないので、それを確かめることはしなかった。
スミレがこうやってアスファルトから顔を出しているのは、案外頻繁に見かけるものだ。
彼らのたくましさたるやスゴイねぇ。
なにもこんなところで・・・・と感心するやら、同情するやら、呆れるやら。
こんなところに生えてしまうのは、恐らくタネをここに運んだ輩がいるから。
その輩とは、恐らくアリなんだと思う。
スミレの種子散布法にはふたつあって、①アリが運ぶ、②自らはじけて飛んでいく、が知られている。
①の場合はアリの好むエライオソームという物質がスミレのタネの周りに付いているので、アリがこれをエッサエッサと運ぶのだけど、たぶん途中で飽きちゃったのかな。
アスファルトからひょこりと顔をのぞかせるスミレを見て、「どうして君はここに??」と問いかけてみるのも楽しいものだ。
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