昨日は甲州街道のケヤキが伐採されていたという話を書いた。
潜在的な危険が認められる場合には、伐採もやむ得ないだろう。
とくに最近樹木に関する事故が増えているし。
街路樹を管理する地方自治体、あるいは企業などは、事故報道の後に一斉に樹木診断を始めたのではないかと思われる。
今日の写真は、公園にて危険木を伐採する旨のたて看板。
かなり大掛かりなプロジェクトである様子が伝わってくる。
樹木診断は誰がやるのか?
恐らく「樹木医」が診断するのだと思うが、現在樹木医の資格を持った人は全国に約2300人。
関東を見ると、東京に286人、千葉に124人、埼玉に123人、神奈川に165人、茨城に39人、群馬に34人、栃木に58人しかいない。
全国を見ても100人以上いるのは大阪109人、兵庫123人だけ。(以上、日本緑化センター調べ)
一方で街中に樹木が何本あるか?
街路樹だけではなくて、公園にも、商業施設にも、集合住宅にも、神社仏閣にも、樹木はあるだろう。
その数は・・・・「たくさん」ってことで、上記樹木医がフル稼働してもなかなか追いつかないのではないでしょうか。
工程には2ステップあると思われます。
ステップ1は診断。
問題点を探し出し、それがどの程度のリスクかを判断する。
ステップ2は治療、あるいは伐採。
リスク判断の結果によって、静観、はたまた何かしらアクションを起こす必要が出てくる。
いずれのステップにもそれなりの知識、技術、経験がなくては難しいでしょうね。
僕も樹木好きのはしくれとして、よく木々を見上げながら枝の様子なんかを観察しているけど、結構危ない木もしばしば見かける。
樹木診断をはじめ、樹木と向き合う仕事に大変興味があるんだよねぇ・・・。
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