枯アイビー
アイビーとは、なんて今さら解説する必要もなかろう。
常緑で這ってよし、伝ってよし、とにかく何か緑でうめたいという場合なんかには重宝だ。
グランドカバーにも使えるし、植木鉢からチョロンと垂れ下がるのも悪くない。
しかし、その生命力の強さが時として仇となる場合もある。
なんというか、旺盛な成長をコントロールできなくなって、気が付いたら辺り一面アイビーに覆われてしまった、なんて良くある話。
壁に伝って大きくなるのを見てツタとごっちゃになっちゃう人がときどきいるが、ツタ Parthenocissus tricuspidata はブドウ科の植物であり、紅葉し、落葉する。
アイビー Hedera helix はウコギ科の常緑の植物で似て非なるものである。
どちらも壁を覆い尽くさんばかりに生長するので、トラブルになる場合が多い。
トラブルを避けるには、マメに切って手入れをするに尽きると思う。
大きくなってしまってからコントロールするのは本当に大変だ。
困り果てて、挙句の果てに根元でノコギリで切ってしまうという場合もある。
そうすると、切ったところで水も、養分も行き渡らなくなるので、そのうち弱って枯れるという寸法だ。
しかし、彼らは壁に一旦くっつくと枯れてしまっていてもなかなかはがれない。
無理にはがそうとすると壁の塗装がはげてしまったり、壁が崩れたりすることもある。
2枚の写真の枯れたアイビーはこれからどうなるのかなぁ。
見た目に、よろしくないし、かといってはがすのも大変・・・
ちょっと心配である。
2 件のコメント:
お久しぶりです。
こうなると、まるで建物のカサブタですね。
根元に強力な除草剤でもまいたのでしょうか。
ウチも5~6年前に小さな苗を植えたのが困るほどに成長して、壁にとりつくとはがれないのです。金属ヘラを使ってはがした後も茶色く跡が残り、ため息の日々です。こまめに見て手入れすればいいのでしょうけど、なかなかできないズボラ人間です。
そうですね。油断するとあっという間ですものね。
でもマメマメしく手入れが出来れるのであれば、「美しく」保つことができます。
頑張ってみては?
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