クズ Pueraria lobata
ちょっと伊豆方面に出掛けてきた。
久々に海を見たりして心が大いに和んだ。
緑に覆われた起伏に富んだ地形を見ていると、これまた心が和む。
でも車窓から通り過ぎる緑を見ているとあることに気付いた。
山の緑の多くが クズ に覆われているのだ。
何かの木がはえていたとして、それを見事なまでに何かが覆い尽くしていたのに気がついたのだ。
それはつい数日前に 丁寧な刈り込みをされたドウダンツツジが有機的な曲線を描いていた のに似ていて、遠目には木々が一体となって優美な曲線を描いているように見えた。
しかし、木にとってはとんでもないことだろう。
これだけ覆われてしまっては、光合成に必要な光を十分に得ることはできないだろう。
新しい柔らかい芽はクズに生長を阻まれたりもするだろう。
地中では根が養分、水分を奪い合っていることだろう。
昨日書いたスーパー雑草ではないが、このクズもかなり手ごわい雑草だ。
ご覧のように つる がグングンと伸びて、さらに地下茎でもガンガン増える。
仮に地上の部分を全て刈り取っても、地中にちょっとでも地下茎が残っていたらばそこからまた再生する。
まさにターミネーターのようなやつらなのだ。
車を止めてちょっと歩いてみたら、クズの花を見つけた。
マメ科であるということは知っていたけど、クズの花を見るのはこれが初めてだった。
花咲ブログで何度も書いたことがあるが、花はマメ科の花らしく蝶形花となっている。
葉っぱも羽状複葉といって3枚の小葉がひとつの複葉をなしている。
小葉とはいってもかなりデカいけど。
これが御宅のお庭に出現しいたら・・・・
想像するだにチト怖い。
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