2009年9月2日水曜日

ORGANIC
    

    
この前、きれいに刈り込まれたドウダンツツジを見かけた。
   
柔らかいラインがとても印象的で、新緑の頃は若々しい緑色がステキだろうし、紅葉のころは燃えるようなが素晴らしいことだろう。
   
丁寧な仕事をしていると分かる。
バリカン(エンジン付きの刈り込み機)ではこうはいかない。
   
しかもひとつひとつの刈り込みが独立しているのではなくて、隣のドウダンツツジと一体化しているのだ。
曲線のあまりの美しさに、なんか見ていてウットリしてしまった。
   

   
この前、広場でケヤキに抱きついたり、ドウダンツツジを見てはウットリしたり、ちょっと僕は特殊な趣味を持っているのかもしれない。
   
こういう柔らかいカーブ、曲線を描いたものを Organic line とか、Organic shapeとかいったはずだ。
そもそもオーガニックは 「有機的な」 という意味がある訳で、無機的なそっけない直線的なラインやカタチに対して、こういった柔らかいものをオーガニックというのは理にかなっている。
   
さらに良く見ると、手前の大きな刈り込みは2種類の植物が混ざってひとつの植物のように一体化しているのだ。
   
下の部分がドウダンツツジ、上の部分がオオムラサキツツジだ。
   
ドウダンツツジは落葉で、オオムラサキツツジは常緑であるから、冬場にドウダンツツジが落葉したあとにこの刈り込みがどういったように見えるのかとっても興味がある。
上の方だけ緑の、一風変わった刈り込みになるはずだ。
    
これだけシッカリと刈り込まれているので、スケルトン状態になっても柔らかい印象は変わらずステキなんだとは思うけど。
  
  

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