通りを隔てた五所神社のお向かいにもただならぬ巨木があった。
これは史跡にもなっている「明神の楠」というもの。
かつて五所神社がもっと広大な敷地を持っていたときに、手前の川で禊をおこなって、このクスノキの下を通って神社に参拝していたのだという。
言わば参道に植えられていたクスノキだったわけだが、現在はこのクスノキ1本のみが残っているらしい。
そしてこのクスノキは根回り15.6メートル、樹齢800年以上という堂々たるものなのであります。
樹齢に比して樹高はそれほどでもないが、それは落雷があったり、台風で折れたりなど、何らかの障害がおきたからに違いないと思われる。
しかしそれにしても立派なのはその根回り。
15.6メートル!!
昨日書いた五所神社の御神木クスノキの2倍くらいある。
写真で見ても分かるように、かなり不自然なほどに根元が肥大していて「トックリ」のようだ。
幹には割れ目があったり、それなりに腐朽がすすんでいるようだけど、枝ぶりや葉の様子を見る限りではまだまだ衰えは見られない。
割れ目には小さな祠があったりして、単なる樹ではなく、神々しさがプンプンと漂っている。
すごいよねぇ、樹木ってのは。
だいたいこの場所から動かずに800年もいるってんだから。
平安から鎌倉に移り変わった頃からでしょ。
そこからずっと生きてきて、その変遷を体感してきているんでしょ。
SFドラマを地でいっている感じだもの。
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