朝晩冷え込むようになってきた。
秋本番も目前だろうか。
暦の上では線は引けても、実際の季節の線引きにはなかなか難しい面がある。
僕が小学生の頃は11月といえば間違いなく秋だったと記憶しているが、最近は温暖化の影響なのか11月といっても秋らしからぬ陽気だったりして調子が狂ってしまう。
植物たちもその辺は感じ取っているようで、紅葉のシーズンも年々ずれこんできている気がする。
9月23日の日経新聞には
「紅葉見ごろクリスマスに!? 2050年、温暖化の影響」
という記事があった。
紅葉、あるいは黄葉のメカニズムには温度の影響が大きい。
なので温暖化によって紅葉がクリスマスにずれ込むかもというのは、あながち絵空事ではない。
一方、黄葉以外、例えば開花などについては、日の長さ、言い換えれば夜の長さが植物ホルモンに働きかけて作用するので温暖化との影響は紅葉がずれこむのとちょっと違う気がする。
それにしてもクリスマスならまだマシで、以前は年明け、正月ころに紅葉という記事も見たことがあるので年内に紅葉が見られれば良いという時代もやってくるかもしれない。
季節感もへったくれもなくなってしまうよね。
俳句なんかやっている人はこのあたり本当に困っているのではないでしょうか。
神宮絵画館前の銀杏並木もやや色づき始めていた。
でも本格的な黄葉までにはまだまだかな。
毎年恒例の神宮外苑いちょう祭りは11月15日~12月8日まで。
ほら、すでに12月もいちょう祭り圏内なんだよ。
2 件のコメント:
温暖化が顕著な感じで、地球規模で気候が
狂い始め、季節の変わり目がずれて、冬が
短くなった感じですね。
これは植物に対してよい影響を与えるのでしょうか? 植物にも遺伝子(DNA)が
それこそ何千万年もしくは何億年と刻みこまれていると思います。急激な気候変動が永く続くと、植物のDNAも損傷するなんてあるんでしょうか?
また、温暖化の次の時代は寒冷化(氷河期)が来ると言われています。昨今の映画で
「デイ・アフター・トゥモロー」というのがありますが・・・・
コメント有難うございます。
おっしゃるように季節と月がリンクしなくなってきていますね。二十四節気なんて現実との乖離が著しくてお題目ばかりとなってしまいましたね。
植物たちはどう対応していくのか。
それは哲学的なレベルの問いかけのような気がします。
現実的には我々人間だって、夏の暑さが年々過酷さを増していますが、「どこまで我々は耐えられるのだろうか?45度?50度?」とフト考えたりします。
いずれそんなときがやってくるのでしょうか?
そのとき人間の身体機能、容姿はいったいどうなっているのでしょうか?
小さな頃に読んだSFの世界が目前の気がします。
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