蜜に誘われて小さなハチが集まる |
夏は終わったのか?
あまりに唐突な終わり方ではないか。
今日なんかちょっと肌寒いくらい。
極端過ぎるゾ、ちょっと。
8月もそろそろ終わりだものね。
今日は夏の植物に今更ながらちょっと書いてみよう。
これが何の花だか知っている人は多いと思う。
ヤブカラシというブドウ科のいわば雑草で、そこらじゅうにある。
「ああ、知ってる、知ってる」という人も今一度その花をジックリ見ていただきたい。
花それぞれはとても小さくて直径3ミリくらいのもの。
さらによく見ろと花びらのあるもの(赤丸)と花びらの無いもの(白丸)があるのに気付く。
実はヤブカラシは朝に開花するときには「花びら」「雄しべ」「雌しべ」はあるのだけど、午前中いっぱいくらいで、花びらと雄しべは落ちてしまって、雌しべだけが「花盤」に残るというわけ。
昼下がりにヤブカラシの下を見ると落ちた小さな花びらが散らばっているのを見つけることができる。
なので午後にヤブカラシを観察しても花びらのついた花を見つけることは難しいということになる。
ヤブカラシは雄性先熟といって、雄しべが雌しべよりも先に熟する性質を持っている。
雄しべは花粉を生産し、自らの役割を終えるとハラハラと落ちてしまうというわけ。
雄の命のなんとはかなきことか・・・
知ってました?
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