そんなわけで、楽しかったドングリ拾い。
しかし一言でドングリといっても種類は結構あるものだ。
ドングリとは、ブナ科の木の実の総称である。
因みにクリ Castanea crenata もブナ科であり、ドングリの仲間であります。
ドングリを見分けるのは難しいようで、実はシンプル。
それをするためには、ドングリ本体(堅果)と、帽子/はかま(殻斗)の両方が必要だ。
殻斗がウロコ状なのか、トゲトゲなのか、シマシマなのか、堅果の色、形、大きさなど、総合的に判断すると答えが分かる。
なのでドングリ拾いの場合はドングリ本体だけではなく、帽子も拾っておいたほうが良いということになる。
それのほんの一部をご紹介すると、まずこれはコナラQuercus serrata。
堅果も殻斗も小さめで、殻斗はウロコ状になっている。
これはミズナラ Quercus crispula。
コナラよりも大きいし、殻斗のウロコがより立体的に毛羽立っている。
そしてこれは最もポピュラーなドングリのうちのひとつ、シラカシ Quercus myrsinifolia。
堅果はやや細長く、なんといっても特徴的なのが殻斗がシマシマ模様であること。
殻斗がシマシマ模様なのは、他にアラカシ、ウラジロガシアカガシなどがあるけど、あとは葉の形や木の幹肌なんかを見て総合的に判断するしかない。
日本に自生するドングリといったって、せいぜい20数種しかないので、とことん突き詰めればアッというまにドングリ博士になれるはずであります。
これからは、堅果と殻斗セットで観察してみてね。
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