今日のお昼ごろ近所のハンバーガー屋にコーヒーを飲みに行った。
昼時だけに結構混んでいたのだが、あるオジサンの横の席が空いていた。
腰掛けようとしたらオジサンが 「荷物、よければ置いてください」 と親切におじさんの正面、すなわち僕の隣の席を譲ってくれた。
「有難うございます」 と礼を言って、荷物を置いてコーヒーをすすった。
・・・・なんか臭うのだ。
なんだろう、なんかニンニクのような臭いだぞ。キョロキョロして臭いの元をたどると、その親切なオジサンに行き着いた。
なんとビックリ!
オジサンは左手にハンバーガー、右手にはおろしニンニクのチューブを持っていて、一口ハンバーガーを頬張るたびにウニュウニュっとチューブからニンニクをたっぷり付けて食べていたのだ。
見たところ、どこかでこのチューブ・ニンニクを買ってきて一本丸々ハンバーガー1個に付けて食べきるつもりらしい。
あたりに凄いニンニク臭が漂っている。
気になっちゃって仕方なく、チラチラとオジサンを観察していたら、見事チューブは空になった。
満足そうなオジサン。
こんな人、初めて見た。
しかし、これだけではなかった。
お盆の上には、これもどこかで自分で買ってきたと思われる栄養ドリンクがあって、ビンのふたを開けて紙コップにトクトクトクっと注ぎだした。
黄色い液体が紙コップを満たしてオジサンは一気にこれを飲み干した。
なんなんだ、このオジサンは?
そんなにパワーを付けてどうしようっていうのだ?
イヤイヤ、これはひょっとして新手の宗教か?
ニンニクの話題はこれまでも花咲ブログでちょいちょい取り上げてきたが、まさかこんなアプローチの仕方があったとは新鮮なオドロキである。
ニンニクは、あの独特のニオイが料理を引き立てて食欲をそそるだろうし、あるいは栄養があると信じられて、スタミナ源として食されることもあろう。
しかし今日のオジサンはこういった概念を突き抜ける圧倒的な存在感を昼時のハンバーガー屋で放っていたのであった。
3 件のコメント:
今日のお話は、ニンニクとヒトの付き合い方を考えさせられるスルドイ「植物的アプローチによる人間ウォッチング」でした♪
面白いヒトに出会ってしまうのも才能ではないかな(笑)
じゅんぺいさん。
そう言っていただけると有難いです。
花咲ブログとこの話の関連を考えた場合『ニンニク』ということになるのですが、イマイチ無理やりかなと、家の冷蔵庫からニンニクチューブを取り出して写真を撮りながら思いました。
でも、脚色なしの100%実話なんです、これ。
一緒にいた人がどうにもニンニク臭くて耐えられず、自分も臭くなれば気にならなくなるとパスタを食べに行きました。
ところが、私はトマトソースなのに相手がよりによってペペロンチーノを注文したので
「これじゃいつまでたってもニンニク臭さが追いつけないでしょ!」
と怒りました・・・ていうクダラナイことを思い出しました(笑)
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