2009年11月14日土曜日

ガーデンエキスポ その4
    

   
広大な幕張メッセの旅はまだ続く。
  
一昨日、エラく大げさな剪定バサミの話を書いた。
    
今日は古風ないでたちの剪定バサミの話。
    
花咲ジジイは Felco の剪定バサミを使っているが、いわゆる植木バサミは祐天寺の金物屋さんで買った手打ち風のハサミを使っている(花咲ブログ2008年5月30日参照)。
   
このいぶし銀的な渋さに惹かれるのも事実。
良い道具はだまって良い仕事をするということだろうか。
   
で、見かけたこの剪定バサミ。
Felco と違って刃と柄が一体になっていて替えがきかない。
   
さらに面白いのは バネがない こと。
普通はハサミを握って閉じると、バネの力でハサミが自動的に開いて次の枝を切る・・・という仕掛けになっている。

しかし、このハサミにはバネが見当たらないのだ。
   
どうなっているのか聞いてみると、ネジ部分の奥にバネがコイル状になって入っているんだそうだ。
   
なんか良いようだか、内心はちょっと疑問を持った。
何故なら、こういった道具は構造がシンプルであればシンプルであるほうが手入れも楽だし、壊れにくい。
これだとネジが壊れちゃたらどうなるんだろう??
   
さて以上はすべて前置きである。
   
このハサミの最大の特徴であり、今日の花咲ブログで語らなければならないのは ハサミの柄 である。
   
写真では分かりにくいかと思うが、ツヤツヤなんとなく黒光りしているのが分かるだろうか。
   
実はこの柄が 漆塗り になっているのだ。
   
スゲー (出ました、スゲー)
   
こんなデリケートなものをこんなところにあしらったら、おっかなくて思いっきり使えないではないか。
もったいない。
   
その辺を担当の方に聞いたら
「そうなんですよ、飾っておくとか、室内で使うとか・・・・」
   
それじゃぁ何のための剪定バサミだか分からんではないか。
  
そして気になるお値段を聞いてみた。
  
2万5千円也。
    
・・・中途半端に高い。
   
色んなものがあるなぁ、ガーデンエキスポ。
   
    

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