2008年2月18日月曜日

プラタナス Platanus x acerifolia


街路樹としてよく植えられている プラタナス。
   
和名では 「スズカケノキ P.orientalis」 「アメリカスズカケノキP.occidentalis」 「モミジハスズカケノキ P.x acerifolia」 などと言うらしい。
前者2つをかけて出来たのが、モミジハスズカケノキということで、一番よく見かける種類だ。
x は交雑種を表し
acerifolia は acerと foliaに分解され、acerはカエデ、 foliaは葉を意味する。「カエデのような葉」というところからこの学名がついているのだろう。確かに葉っぱは手のひらのようなカエデと似た形をしている。
    
大きさは30メートルを越えることもある、落葉樹だ。
大きく育つと、下の写真のような実をつける。
特徴のある幹肌のパターンに見覚えのあるひともいるかもしれない。
    
イギリス、特にロンドンでは London Plane という名前で親しまれているが、物凄い巨木なので秋の落葉シーズンには掃いても掃いても次から次へと葉っぱが落ちてきて、イヤになっちゃったことを思い出す。
   
で、上の写真を見てなんか変、とお気付きだろうか?
      
そう、このプラタナス、落葉樹のくせにこの2月ド真ん中でもまだ葉っぱが落ちていない。
最近、こういった落葉しきれていないプラタナスをよく見かけてはちょっと心配になってしまう。
     
ありきたりではあるけど、「異常気象」が大きな要因だと思われる。
あとは、都会の街路樹ということで、街灯にさらされ24時間真っ暗にならないということが、何かしらの原因になっているのではないか、とも思われる。
    
都会の植物たちは何かがヤバイと我々に教えてくれている。

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