2008年2月4日月曜日

牛丼屋における植物学的考察

牛丼屋における植物学的考察

牛丼屋はその味もさることながら、コストパフォーマンスの良さに魅かれてちょくちょく行く。

それと植物とどう関係があるのか?

やや無理やりではあるけど、ここは敢えて「七味」と「紅しょうが」にスポットライトをあてたい。

僕はもともと紅しょうがはすすんで食べるほどの趣味はないのだけれど、周りを観察するとてんこ盛りに紅しょうがをのせている人を見かけたりするたびに 「オトナだなぁー」と感心してしまう。

せっせと盛っているのを見かけると

「おーっと、まだいっています。まだまだいきます。このままだと店内の紅しょうがの在庫が危ぶまれます」

などと心の中で実況してしまう。

紅しょうがほどではないけれど、もうひとつの影の主役は「七味」ではなかろうか。

ぼくはむしろ七味派で、それこそ周りがあきれるほど振りかける。

その七つの味の構成物は?と調べてみると

  • 陳皮 (ミカンの皮)
  • ケシの実
  • サンショウ
  • ゴマ
  • 麻の実
  • シソ
  • 青海苔
  • ショウガ
  • ナタネ

などが入っているらしい。

全部植物である。青海苔は海草であるけど光合成を行う立派な植物。

一番大きい丸いのは麻の実で、大麻の種とも呼ばれ、これが育つと・・・。

そんなハラハラするようなものがこの昼時の平和な牛丼屋にあるなんて思うとどんぶりを持つ手にも汗をかくでしょ。   かかないか。

牛丼屋で人間観察をしていると飽きることがないのだけど、この前出合った強烈な若者について最後に。

彼は右手にお箸、左手に携帯電話を握り締め、どんぶりを手で持ち上げることもせず「イヌ食い」していた。視線は常に携帯に向けられ、しきりにボタンを操作している。

「何だ、コイツは?彼女にメールでも打ってるのか?」と、彼をそこまで夢中にさせるものが何なのか知りたくて、チョイと覗き込んだ。

ゲームだった・・・。

そんな食事の間も携帯電話のゲームを中断できないという病的な若者を見て日本の将来がちょっと不安になった。

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