7月2日

早いものでイギリスにきて一週間が経ちました。

お蔭様で元気にしています。

木登りも回数を重ねていく中で、色んなことが分かってきて楽しいです。

とはいっても下手をすると命取りになりかねないという緊張感はかなりのもの。

安全をいかに確保するかということを理論的に考えて実践するのも訓練のうちであります。

そうやって考えると、たかが木登りとはいえかなり奥深いことが分かります。

目的ごとにロープの結び方というものがあって、それも必須ですがその場で全て覚えられるはずもなく、宿に短めのロープを持って帰って練習しています。

久々に（？）向学心に燃えております。

身体を使うだけに、腹の減り具合も相当なもの。

加えて今日は曇天で気温が全く上がらずに、寒い一日でありました。

体温維持のためにもカロリーが消費されたものと思われます。

宿泊している宿はB&Bといって、夕食はありません。

村に唯一あるパブも結構遠いし、なんと火曜日は定休日なんだそう。

徒歩圏内にお店は一軒もない辺鄙なところです。

夕飯をどうしようか、思案していたらば木登りの先生が

「夕飯食べていくかい」

と誘ってくれました。

これは本当に有難かった。

よく言われることですが、イギリス人は一旦仲良くなるととことん面倒見が良い、というのは当たっている気がします。

家族4人の夕食にご一緒させてもらいました。

なんとイギリス正統派のローストチキンですよ。

しかもヨークシャープディングも付いて！！

とても豪華な、そしてお世辞ではなくて本当に美味しい夕飯でした。

グレービーソースだって、インスタントではなくホンモノですよ。

誰ですか？イギリス料理がマズイなんていったのは。

こういうのを味わうと、そんなのはデタラメだとつくづく思います。

夕食の後も、木登り談義が熱く熱く繰り広げられたのでした。