ロンドンに到着した翌日の朝。
訪問先のFenton Houseの開門時間が11:00であったため、ホテルを出発するのは10:00頃で十分だった。
朝食は朝6:00からOKなのだが、なんとも時間を持て余してしまう。
まぁ、焦らずのんびりというのも悪くないが、せっかくロンドンまで来たのだからボーっとしているのももったいないという方に「散歩」を提案した。
ホテルからハイドパークまでちょうど良い散歩距離だったので、興味のある方は8:30にロビー集合とした。
すると参加者のほぼ8割くらいの方がロビーに集まった。
早速、朝のロンドンの街を皆でそぞろ歩く。
ただ黙々と歩いていてもつまらないので、僕がロンドンの街について、そして周辺の植物たちについて解説をしてみた。
例えば、ロンドンの三大街路樹は?今咲いているのは何の花か?都会暮らしの人たちは庭がないことに対してどのようにしているのか?よく使われている生け垣は?などなど。
因みに街路樹として典型的なのはプラタナス(Platanus x hispanica)、ボダイジュ(Tilia x europaea)、セイヨウトチノキ(Aesculus hippocastanum)あたりではないだろうか。
特にロンドンのプラタナスはLONDON PLANEとも呼ばれ、ロンドンを象徴するものだ。
驚くほどの巨木も多い。
剪定の日英の違いなどにも触れてみた。
そしてハイドパークに入って幾つかの植物を見て、ホテルに戻ってきた。
最初はそんなつもりではなかったけども、今思い返すとアレはまさしく 「気まぐれ観察会」 だった。
そうか、もはや場所は選ばずに色んなところで気まぐれ観察会は開催可能であると分かったゾ。
こうなれば、気まぐれ観察会@京都、気まぐれ観察会@鎌倉、気まぐれ観察会@ニューヨークなんだろうがなんでも来いだね。
今回ロンドンで最も咲き誇っていたのがこのChoisyaというミカン科の花。
「これは何ですか?」
と尋ねられて
「チョイシアです」
と即答できて良かった。
何故か日本では見かけたことがないけど、イギリスではそこらじゅうに咲いているので知っていたのだ。
いつでも、どこでも気まぐれ観察会を開催できるように日々研鑽あるのみであります。
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