ヤブラン Liriope muscari
そもそも地味な植物である。
このヤブランというやつは。
緑、あるいは斑入りの緑の細長い葉っぱが一年中、特に愛想を振りまくわけでもなく黙々と存在している、そんなカンジだ。
日陰でもまずまず育つので、大きな木の下の日陰のやや湿った場所なんかに重宝がられて植えられたりする。
そんな地味なやつではあるが、一年のうちこの秋の時期だけちょっと輝く時期がある。
それが紫の花が咲くときである。
一株だけではなんてこともないが、大体にしてヤブランはある程度まとまって植えられることが多いので、一斉に花が咲くとちょっと見ごたえがある。
学名に musucari とあるように、春先に咲く球根の花、、ムスカリと似ている。
個人的にはラベンダーの方が似ていると思うのだけど。
でも近寄って小さな花を見てみるとユリ科らしく 花被片(ガクと花冠の総称)は6枚あるし、ユリっぽいといえないこともない。
普段は地味な彼らが輝くこの時期、ちょっとだけでも目を向けてあげてはいかがだろうか?
1 件のコメント:
前の家から移植したら駄目になってしまった思いであります。玉竜みたいな根っこで、強そうだったんですが、冬の移植が駄目だったのかな。花の後の実もきれいです。
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