ヤマボウシ Cornus kousa
何やら赤い実をたくさんつけた街路樹を見た。
なんだ?
ヤマボウシだ。漢字では山法師となるらしい。
春に紹介したハナミズキがこれとそっくりの花を咲かせる。
それもそのはず、ハナミズキとヤマボウシは同じ属(Cornus)である。
まずハナミズキの花が咲いて、それが散ったころにヤマボウシが花を咲かせる。
とても似た花なので 「あれっ?ハナミズキまだ咲いてんの??」と敏感な人は思うことだろう。
花咲ブログでも書いたけど、花びらに見えるものは言わばガクであって総苞とよぶ。
ハナミズキはこの総苞が白もあれば赤もあるが、ヤマボウシは白のみ。
そして決定的な違いが、この赤い実だ。
ヤマボウシはご覧のように赤いイチゴのような実がなって、食べられる。
果実酒を作ったりもする。
ハナミズキの実は、ツヤツヤとした赤い小さな実がなる。ちょうどコーヒー豆を収穫したときのような実と言えば分かるだろうか。
生憎、まだ写真がないので、注意深く散歩をして見つけたらまたご紹介しよう。
この実が終わると、次には紅葉して楽しませてくれる。
花、実、紅葉と一粒で三度オイシイ、愛すべき樹なのでアル。
2 件のコメント:
都会の街路樹で実をつけるものが銀杏以外にあるとは、まったく日頃いかに無頓着かということですね。気をつけて見てみよう。ハナミズキも今、実をつけているのかしら?
山法師、春頃咲いていたのを思い出しました。白くて葉の上に天を向きながら枝に連なって咲いている様が、残雪のようで美しかったのを覚えています。実は果実酒になるのですね、知りませんでした。。
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