近所を例のごとく散歩をしていたら、ちょっと味わいのある水鉢を見つけた。
「ほほー、ホタテアオイね。オッ、こんな時期にハスも咲いてんのかぁ・・・」
なんて呑気なことを考えながら、何気なく鉢を見ていたのだけど、なんか不自然でオカシイと感じた。
なんでハスがこんな時期に?
大体、葉っぱも見当たらないし突然花だけ咲いたというのか?
そもそもはハスが育つには水鉢の底が浅すぎやしないか?
疑問が次々と沸いてくる。
そこでグッと顔を近づけて観察してみた。
謎が解けた。
ハスは造花だったのである。
近くでみるとナイロンの生地が見える。
でも凝ったことに、露のような水玉までついていて、これもフェイクである。
ちょっと前の造花は田舎のラーメン屋さんのトイレなんかに置いてあって、フェイクであることは一目瞭然であった。
しかし、最近の造花は「アートフラワー」だとかなんだか言って、とても良くできていて、しかもかなりお高い。
これはそれほど良いものではないにせよ、水鉢にちょこんと浮かべて距離を置いてみるとそう見えなくもない。
なんだぁ、花咲ジジイ、一本取られたなぁこりゃ と一人苦笑いをして散歩を続行した。
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