ホトトギスと言われてどういう絵が頭に浮かぶだろうか?
「鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス」など、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3人の性格を表わすので有名になった鳥のホトトギスを思い浮かべる人が多いのではないだろうか。
でも、こんなホトトギスもある、というのが今日のお話。
この薄紫色のまだら模様の花もホトトギスという。
ユリ科に属するので花被6枚(外花被3枚、内花被3枚)、雄しべ6つ、雌しべ1つ ただし先が3つに割れている ・・・ということで「3の倍数の法則」を見事に踏襲している。
よく見ると雌しべの先は3つに割れたその先がさらに2つに割れているという凝りようである。
ちょっと、写真のピントが合ってないんじゃぁないの とお叱りをうけそうだけど、かなり立体的な構造をしていて、雌しべの先端にピントが合うと他がボケるような具合なのだ。
この立体感のカンジは以前(6月9日付)御紹介したトケイソウに通じるものがある。
さて何故、ホトトギスかというと、その まだら模様が鳥のホトトギスの胸のあたりの模様と似ているかららしい。
なんとも風流なような気もするし、じゃぁまだら模様のものだったら何でもアリじゃない?なんて疑問もわいてくる。
このホトトギスは和のテイストをムンムンとたたえていて、茶室の床の間なんかに飾るととてもシックリとくる。
昨日のスギゴケに続いて、良さを再認識ジャパネスクなのである。
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