一昨日、ヤマボウシを御紹介した。
果実は食べられ、果実酒も作ったりする・・・、と。
そして「ヤマボウシで果実酒とは知りませんでした」というコメントを頂戴して ハッとした。
オマエはヤマボウシで果実酒を作ったことがあるのか?自問する。
答はノーである。
オマケに食べたこともなかった。
これはイカン。
花咲ジジイの名折れである。
という訳で、早速ヤマボウシの写真を撮った現場に急行した。
そして、あたりの視線もなんのその、2粒素早く収穫し、ちょっと離れた場所で証拠写真を撮ってから口に入れてみた。
食える。
しかし、美味くはない。
まず皮がちょっと硬めで、実も何やらモソモソとした食感であった。
ジューシー、すなわちみずみずしくなかったのだ。
そして中に種が入っているのでそれをプッと吐き出した。
そんな訳で、ろくに経験もせずに知ったかぶりで書くのはよろしくないと反省した。
ヤマボウシの実を頬張りながら思い出したことがあった。
イギリスにいたときに、植物園にピーターというオジサンがいた。
彼はまさに生き字引といったカンジで植物のことなら何でも知っているように見えた。
彼が辺りに生えてる雑草を解説しながら 「これは食えます」と言ってムシャムシャとやったのを見て、単純に僕は「カッコええっ」とシビれてしまったことを覚えている。
なんちゅうか、こう野生児というか、自然のことを知り尽くした男というのはカッコいいもんだなぁと憧れたものである。
僕も彼に続きたいとは思うが、これは食えますと言ってキョウチクトウやトリカブトなんかを頬張りそうで、背伸びはやめておこうと思う次第である。
3 件のコメント:
20年近く前に、今はもうないとある博物館で、野草を食べる、というイベントにスタッフとして参加したことを思い出した。
もちろん、私はてんぷらの用意をするほうで、植物には詳しくありませんが、「のびる」とか(あとは名前すら思い出せない!)
遊歩道などを散策し、食べられる野草(いわゆる雑草)を何種類かとって、博物館前でてんぷらにして食べました。
毒性があるものが怖いから、もう2度とできないけどね。
ぜひ、果実酒にも挑戦してください。
じいさま!!わざわざ出向き、体験してくださったなんて!!ありがとうございます(涙)
植物に対して真っ直ぐに向き合っていらしゃっしゃるじいさまには頭が下がります。
私もヤマボウシ見つけたら食してみます!!
よそ様のものを果実酒作れるほど拝借したら捕まりそうですけど(汗)
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