2014年9月9日火曜日

ハスの造形美


稲は田んぼで育てるもの。

でも、最近はベランダなんかでも、水をはった漬物桶のような容器でもお米を育ているのを見かける。

同じくハスも上野の忍池に群生しているように池で育つものだけど、たらいのような容器で育てているのを見かけることがある。

ついでに金魚なんかも泳がせちゃったりして。

ハスの花が終わると、今度は実をつけるのだけど、改めてハスの実を見るととても面白い。


ご覧のように21個のスロットがあって、実がなっている。

5個くらい「空き」が見えるけど、それは生育不良な実なんだと思う。

黄緑いろのハス口に群青色の実。

自然が作り出したものとはいえ、その色彩、形状、配列には感心させられる。

スゴイよね、これは。

ハス口といったけど、ジョウロの先端部分、水がシャワーのようになって出てくる箇所を「ハス口」というらしい。


確かにこのハスの形と似ている。

上手く言ったものだ。

因みに「ハス口」は英語ではなんと言うか知っていますか?

正解は「rose」と言う。

そう、あのバラと同じ綴りです。

意外でしょ。

そんな身近で案外知らない、そしてかなり役に立つ園芸英語講座「園芸英語から読み解くイギリスガーデン事情」は毎月第二日曜日開催。

そう、今度の日曜日です。




2014年9月8日月曜日

ドライやよいひめ


この前、といっても一ヶ月ほど前。

自然観察に赤城山に出掛けた帰りに、道の駅に立ち寄った。

新鮮な野菜などが格安で売られていて、かなりの人で賑わっていた。

店の中を物色しながら歩いていると、あるモノに目がとまった。

『ドライやよいひめ』

テレビ東京の確かガイアの夜明けだったかな、ちょうどドライやよいひめを取り上げた番組を観たばかりだったので、思わず立ち止まった。

番組の内容としては以下のようなものだった。

イチゴといえば「あまおう」「とちおとめ」など、品種毎のブランド化が進んでかなり売れているが、知名度の低いイチゴの売り上げはイマイチ。

群馬のやよいひめもそれなりに品質、味に自信があるものの知名度がないために苦戦を強いられている。

なんとかして売る方法がないか?

それは付加価値をつけることではないか。

そこである女性技術者が思いついたのが「ドライいちご」

ドライ・マンゴーなどから発想を得たもので、イチゴをスライスし乾燥させる。

すると「イチゴ・チップ」のようにして新しい食感を味わえるようになり、これを大々的に売り込もう・・・

大雑把だけど、確かそんな話だったと記憶している。

そのドライやよいひめを売っていたので、ちょっと躊躇いつつも買ってみた。

躊躇った理由は値段とそのボリューム。

一番下の写真を見てもらえれば分かると思うけど、これで一袋400円也。

取り出してみるとイチゴの色も、ドライにしてはまずまず鮮明に現れている。

イチゴの断面に見られる独特の実に向かって走る線もそのまま。



見た目は良いのではないかと思う。

いざ、実食!!

口に含んだときにイチゴの香りが広がるのは評価できる。

・・・が、味はもちろん生のイチゴのほうが格段に美味いと思ったよ。

奥歯にひっかかる、ネチョッとした食感もちょっと気になった。

イメージしたパリッという感じではなかった。

これがイチゴ1パック買う値段よりも格安なら、納得感はあると思うけど、このワンパックで400円でしょ。

まったく個人的な感想で恐縮はありますが、「ビミョーだなぁ」と思いました。

番組ではこれが素晴らしいと評価され、有名デパートに出入りしているチョコレート屋さんとの取引が決まった、というようなシーンがあった。

確かにこれだけを食べるというよりは、何かと混ぜたり、合わせたりしてアレンジするといいんだろうな。

となると「やよいひめ」がイチゴとして優れているのではなくて、ドライする技術が優れていて、ドライさせるイチゴはなんだって良いことになりやしないか?

まぁ、僕の信条としてテレビなどで見たものを鵜呑みするのではなく自分でなるべく確かめてからモノを言うということがあるけど、実際にドライやよいひめを食べてみての率直な感想でありました。

アナタなら、このドライやよいひめ、一袋400円で買いますか?



2014年9月7日日曜日

日曜放談 09月07日


今日は涼しかった。

というか、肌寒いと感じるときもあったくらいに気温は低め。

本格的な秋の訪れと理解していいのだろうか。

まだ油断できないなぁ。

また2、3回暑さがぶり返して「騙された!!」と思うんではないだろうか。

さて、以前も書いたけど街では秋~冬商戦が始まっている。

ダウンなどの冬着も前面で売られているし、おでんなんかも普通に見かけるようになった。

コンビニの飲みもの売り場に行けば「秋」をテーマにした飲み物、とくにアルコール飲料が沢山並んでいる。

アルコール飲料の季節商品が出回るなんてのは日本以外にはないのではないだろうか。

通年「夏」で四季のないシンガポールにはもちろんこういうものはないだろうなぁ。

でもいったい何が秋なのか?

それを確かめるべく並んでいたものを一通り買ってみた。

ビールや発泡酒、第三のビールに関しては琥珀色のスモーキーなフレイバーが特色だろうか。

缶チューハイの類はリンゴやブドウなどの秋の果物を取り入れてるのが特徴である気がした。

飲んだ中ではキリンのビール「秋味」が美味しかった。

意外なところでは「秋りんご」というチューハイもなかなかイケた。

チューハイはジュースみたいで、お酒っぽくないけどね。

こんなところにも秋の味覚。

今日は目黒で秋刀魚が振舞われたようだけど、秋刀魚とビールなんてもの良いねぇ。

2014年9月6日土曜日

健気なスミレ


急に涼しく秋めいて・・・

なーんて言っていたら、まだ結構暑かったりしてね。

いっときの刺すような日差しではないけど、蒸し暑さはなかなかのもの。

昨年も9月いっぱいくらいは暑かったものね。

まぁ何事も少しづつというのが良いでしょう。

夏から急に冬になっても困るし。

さて、昨日は「山歩きのススメ」といって書いてみたけど、街歩きだってなかなか捨てたものではない。

都会のコンクリートジャングル、アスファルトジャングルにも植物たちは健気に育っている。

先日見かけた、健気な植物はこれ。

スミレであります。

何が健気って、このスミレはどこに根を張って、どこで育っていると思いますか?

写真をジックリとご覧頂きたいが、これ、なんとアスファルトに根を張っているのだ。

正確にはアスファルトの隙間を縫ってその下にある土に根を張っているのか、もしくはアスファルトの隙間に存在する僅かな土に根を張っているのか、それはこのスミレを引っこ抜いてみないとわからない。

そんな残酷なことは出来ないので、それを確かめることはしなかった。

スミレがこうやってアスファルトから顔を出しているのは、案外頻繁に見かけるものだ。

彼らのたくましさたるやスゴイねぇ。

なにもこんなところで・・・・と感心するやら、同情するやら、呆れるやら。

こんなところに生えてしまうのは、恐らくタネをここに運んだ輩がいるから。

その輩とは、恐らくアリなんだと思う。

スミレの種子散布法にはふたつあって、①アリが運ぶ、②自らはじけて飛んでいく、が知られている。

①の場合はアリの好むエライオソームという物質がスミレのタネの周りに付いているので、アリがこれをエッサエッサと運ぶのだけど、たぶん途中で飽きちゃったのかな。

アスファルトからひょこりと顔をのぞかせるスミレを見て、「どうして君はここに??」と問いかけてみるのも楽しいものだ。

2014年9月5日金曜日

山歩きのススメ


今日の夕暮れ時、西の空を見ましたか?

燃えるような夕焼けではなく、重たそうな雲が幾重にもなって微妙なグラデーションを醸していて思わず足を止めた。

あいにくカメラを持っていなかったので、写真は撮れなかったけど、この胸にしかと刻み込んだ。

そうやって空の様子やら、雲の様子をみていると、季節は確実に夏の終わりを告げているように見えた。

秋かぁ・・・・

食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋などなど、何をするにしても良い季節になってくるなぁ。

最近、忙しいこともあって足が遠のいてしまっているけど、山歩きなんかも再開したいものだ。

そういうえばこの前、とても興味深い2冊の本を見つけた。

①日本一の巨木図鑑(文一総合出版)ISBN: 978-4-8299-8801 3
②日本の森100(山と渓谷社)ISBN: 978-4-635-78005-6

どちらも樹木に着目しているとことが共通している。

巨木、古木は、それだけ長い年月を生き抜いてきただけあって、我々を魅了するし、畏怖の念さえ抱く。

山歩きには色んなテーマがあると思う。

山野草をみる、温泉につかる、美味しいものを食べる、ひらすら高い山を征服する・・・。

どんなテーマがあってもいいけど、巨木、古木を見るというテーマがあっても良いと思う。

特に②は樹木にフォーカスし、モデル的な山歩きルートも示してくれている。

季節も徐々に良くなってくることだし、山歩きに出かけるなんてのも悪くないなぁ。

2014年9月4日木曜日

気まぐれ報告会のお知らせ


シンガポール・ガーデンフェスティバルに審査員として赴いたのは先月のこと。

審査員というこれまでに経験のない立場でガーデンフェスティバルを見てみるという貴重な体験をさせてもらった。

これまでもチェルシーやハンプトンはもちろん、国内外でのガーデンフェスティバルやフラワーショウを見てきたが、審査といういわば「裏方」でいったい何が行われているかは、想像の域を出なかった。

今回審査員として招かれたのは僕の他は、イギリス、オーストラリア、アメリカ、フランスなど。

僕の担当したLandscape Garden部門の審査委員長はチェルシーフラワーショウでも長年審査委員を勤めた大御所だった。

そしてシンガポールガーデンフェスティバルの審査基準はチェルシーフラワーショウのそれを準用しているという。

・・・ということは、チェルシーで審査員たちがどういう基準で、どういう判断をしているのか、というこれまでベールに包まれた部分に直接自分が関わることでその全貌が分かったのだった。

これってスゴイことだぞ、と一人でとても興奮したし、ここぞとばかりにその大御所に根掘り葉掘りあれこれと聞いてきた。

さらには門外不出(?)といえるような審査資料も入手してきた。

そんなフラワーショウの超・裏話を限定15名様にコッソリお話ししようと思います。

*日時:2014年9月21日(日)10:00~12:00
       9:45受付開始
*場所:高崎設計室1F
       東京都渋谷区笹塚3-37-16
*定員:15名(先着順)
*会費:3000円
*お問合・お申込: event@hanasaka-engei.com

講演終了後、近所のイタリアンでランチをしようと思っています。
ご希望の方はお申込み時にその旨お知らせください。

因みに前回は、講演2時間、ランチ3時間という大盛り上がりをみせました。
参加者同志の交流もまた楽しみの一つです。

お待ちしております!

2014年9月3日水曜日

もっと光を・・・

(NHK 9月3日)

テレビなどでもすでに報道されていることだけど、八百屋やスーパーに行くとある異変に気付かされる。

何って、野菜の値段です。

例えばレタスなどは一玉200円くらいする。

しかも、言っては悪いが「貧弱で美味しそうではないレタス」が200円です。

いつも出かける八百屋さんでレタスを買おうとしたらば、「今日はレタスはありません」と言われてしまった。

仕方がないので、某大型スーパーに行ってレタスを求めることにしたのだけど、棚に置いてあるレタスは売り物と思えないほど貧弱なレタスだった。

そこでハタと気付いた、というか実感したのだ。

ああ最近の雨、日照不足が原因かぁ・・・・、と。

昨日の東京は天気が良かったが、夕方のNHKの天気予報で最近いかに日照時間が少なかったかという話題を取り上げていた。

番組によれば、日照時間は8月24日5.6時間であったのを最後に、25日0.9時間、26日0時間、27日0時間、28日0時間、29日0時間、30日1.9時間、31日2.1時間、9月1日0時間、そして昨日2日が10.2時間だったとのこと。

実に9日ぶりに日差しがあったというのだ。

特に26日~29日の日照時間ゼロ行進はスゴイ。

4日間まったく日が照らなかったってことでしょ。

そりゃ植物の生育にも変調をきたすよ。

いうまでもなく、植物にとって太陽の光は自分の生長には欠くことができない重要な要素のひとつだ。

光合成をおこなうには光がなければならないのは、光合成の字を見てもわかるでしょ。

それが4日間、まるっきり太陽が顔を出さないとなれば・・・

どうやら今後は秋らしい気持ちの良い日が差すとの予報なので、野菜をとりまく問題も少しづつ解消されていくとは思うけど、改めて太陽の大切さを実感する出来事でありました。

2014年9月2日火曜日

デング騒ぎ


連日大きなニュースとなっているデング熱。

僕は医者でも、伝染病の専門家ではもないけど、敢えて誤解を恐れずに申し上げると、ちょっと騒ぎすぎではないか、と。

国内で70年ぶりに感染が確認されたというけど、実はそれまでにも感染した例はあったのではないか?

ただ原因不明の熱ということで、時間が解決してきたのではないかと思うのだ。

それがたまたま今回、デング熱ということが分かって、「代々木公園」「高熱」というキーワードで心当たりのある人が検査を受けたらばデング熱だった、ということで患者数が増えているのではないかと素人的発想で恐縮だが思っている。

公園を封鎖し、蚊の殺虫剤を撒いて・・・・

スゴク大袈裟な感じがするけど、蚊だって代々木公園の外の近隣にいくらでもいるわけで、公園だけ蚊を駆除したってその効果のほどははななだ疑問。

蚊なんて放っておいても、夏が過ぎれば時期に息絶えるのだから、あまり神経質になるのもいかがなものかと思う。

蚊に刺されなければ問題が無いのであれば、よく言われているように長袖・長ズボンで肌の露出を減らし、虫除けスプレーを使うとか、どうしても嫌なら代々木公園に近づかなければ良いだけのことではないかと思う。

何かコトが起きるとマスコミは一斉に同じベクトルで邁進するのは怖い気がする。
その一方でとても飽きっぽいところもあるし。

報道すべきは、あるいはもっと人手とお金を掛けるべきは、もっと別にあるのではないだろうか、と。

エボラとか、あるいは広島の災害だとかさ。

普段時事ネタにはあまり深入りしない花咲ブログで、なんでこんなに熱く語るかといえば、それはもちろん子供向けの自然観察を代々木公園で開催しているからだ。

そりゃ気になるでしょ。

色んな意味で安全が前提なわけだから。

次回「秋の植物たち」(11月30日)のときには、もちろん蚊に刺される危険はないだろうが、イメージってものもあるしね。

事態の早い収束を願っております。



2014年9月1日月曜日

新学期


今日から9月。

今年も4分の3が終わってしまった・・・。

さて子供たちの夏休みも終わって今日から新学期という方も多かったのではないだろうか。

夏休み最終日の日曜日、僕宛てにメールが届いた。

夏休みの自由研究に「タネ」を取り上げたとのこと。

「発芽実験」を行って、色んなタネを比べてみたらしい。

そして添えられていた一枚の写真。

タイトルに「ぼくだけの植物図鑑2 ~種子の力~」とある。

彼は今年中学一年生となったが、2年ほど前から僕がやっている子供向け植物観察イベント「自分だけの植物図鑑を作ろう!!」に参加してくれていたのだ。

中学生となって「卒業」と相成ったが、「時間が許せば遊びに来てね」と言ってあって、ときどきお兄さんとして植物観察イベントにも顔を出してくれる。

こういう繋がりは本当に嬉しいよね。

そしてご覧のように、植物観察イベントを卒業した後も自ら興味をもって植物観察を継続しているのだ。

素晴らしい!

「ぼくだけの植物図鑑2」とあるけど、「1」も以前拝見したことがあるけど、こちらの頭が下がるほど熱のこもった力作だった。

今回はまだ写真だけしか見ていないけど、ご覧のように様々な木の実からタネを採取して標本作りをしているのが分かる。

前回以上の出来栄えに違いない。

確かに僕は子供向け、あるいは親子向けの自然観察をしているけど、そのときを楽しく過ごしてもらえることも大切だと思うけど、さらにできれば、この子のように自ら興味をもって能動的に働きかけるキッカケ作りができればなぁといつも思っている。

なので昨日頂戴した写真付きのメールは本当に嬉しかったし、皆様にも是非ご紹介したいと思って今日取り上げさせていただきました。

皆、どんな夏休みでしたか?

2014年8月31日日曜日

Passion



日本の園芸熱は英国のそれと比べて劣っているのか?

僕個人の回答としては「否」である。

イギリス、たとえばコッツウォルズなんか行くと素敵ねぇ、何でも絵になるわ・・・

それはある意味正しいとは思う。

しかしそれがすなわち園芸熱そのものなのかというと違うと思うのだ。

コッツウォルズをはじめ、英国は国として街の景観に統一感がある。

それが全体の雰囲気向上に一役買っている。

翻って日本の場合は、武家屋敷風の家あり、スイスの山小屋風の家あり、ドイツのお城風の家あり・・・となんでもござれなんであります。

言ってみれば「自由」といえるのだが、それが街の景観の不統一感を作り出している。

言い換えると「カオス」なんであります。

仮に僕が下手な絵を描いたとして、上等な額縁に入れるのと、100均で買ってきた安っぽい額縁に入れるのとどちらが上手い絵に見えるだろうか?

そういう意味において英国の場合は見栄えのする額縁を持っているだけのことだと思う。

肝心の絵のそのものについては、流派的な違いは多少あるものの、情熱に関してはまったくひけをとらない。

町を歩けば、通りにはみ出さんばかりに植木鉢をおいてある家をときどき見かけるでしょ。


普通であれば「庭がないから・・・」と植物を諦めるところかもしれない。

しかしそんなことにはメゲずに往来にまで植木鉢を並べて楽しむというのは「パッション(情熱)」以外の何ものでもない。

これって誇るべきことなんではないだろうか、と思っている。

2014年8月30日土曜日

痛々しいサクラ


昨日仕事で出かけた自由学園明日館。

たしかに重要文化財にもなっているという建物は素晴らしかった。

でも、それ以上に関心をそそったのは敷地以内に植えられたサクラだった。

サクラの幹にはご覧のように薬液の瓶が幹周に沿って差し込まれていた。

あたかも点滴患者のようで痛々しかった。

病気に犯されてその治療のためなのか、はたまた寿命の短いソメイヨシノに活力を与えるために処置なのか分からないけど、なんとも異様な光景だった。

最近注目を浴びつつある職業に樹木医というものがある。

その名の通り、樹のお医者さんである。

樹の健康状態を正確にはかって、それに対して最善の処置を施す・・・。

どういう理屈が働いて、そういう手法があるのか、などなど興味は尽きないなぁ。


2014年8月29日金曜日

ユリの話


今日も曖昧な天気。

気温低いながらも、雨が降るような、降らないような、はっきりしない天気。

夏でもなく、秋でもない、微妙な一日でした。

夕方からは英国王立園芸協会主催のイベントがありました。

英国からユリの大家を招いて、日本のユリについてお話いただきました。

僕はその通訳を。

彼が言っていた
「Carrying coals to Newcastle」
という冒頭の話が印象的でした。

ニューカッスルはその昔英国では石炭採掘の中心地でした。

あるモノが豊富にあるその場所にあえてその豊富なものを持ち込む・・・・

すなわち、日本のユリについて日本人の我々に話をするというのは彼にとって石炭をニューカッスルに運び込む思いだったのでしょう。

ユリを育てて50年以上という彼の豊富な知識と経験に裏打ちされた話はとても勉強になりました。

小学生のころ、あの甘い香りに酔ってしまい吐きそうになった経験もあって、ユリについて深く考えたことはなかったですが、今日の話を聴いて、日本は世界の植物好きが羨むそんな素晴らしい場所なんだと誇りに思いました。

会場である自由学園明日館はフランク・ロイド・ライトの手によるもので今は重要文化財。

建物も見ごたえがあって、とても良い雰囲気でした。


2014年8月28日木曜日

完全復活

7月22日

こんにゃろ、と言わんばかりにアカメガシワが伐採されたのは7月22日のことだった。

剪定とか伐採というよりも「なぎ倒した」という感じの荒っぽい傷跡が生々しかった。

さすがのアカメガシワもこれで息絶えるのだろうか、といえば大間違い。

アカメガシワの生命力をナメてはいけない。

2番目の写真は8月1日のもの。

8月1日

僅か10日たらずで、すでに復活の様子が伺えるでしょ。
新たな芽を吹いて緑緑している。

それからさらに3週間後、アカメガシワはどうなったか?

ご覧のような感じで、青々と葉が生い茂り、なぎ倒されたということさえ忘れてしまうくらいに完全復活している。

8月25日
もはや「軌道に乗った」というところで、これからはこれまでにようにグングン生長してその勢力を拡大していくことだろう。

改めて植物の生命力には驚かされるよね。

例えば我々人間が、手足を引きちぎられて、数ヶ月後に何事もなかったかのように元に戻るなんてことはありえないわけで。

スゴイ、スゴイ。



2014年8月27日水曜日

夏の最後っ屁

蜜に誘われて小さなハチが集まる

夏は終わったのか?

あまりに唐突な終わり方ではないか。

今日なんかちょっと肌寒いくらい。

極端過ぎるゾ、ちょっと。

8月もそろそろ終わりだものね。

今日は夏の植物に今更ながらちょっと書いてみよう。

これが何の花だか知っている人は多いと思う。

ヤブカラシというブドウ科のいわば雑草で、そこらじゅうにある。

「ああ、知ってる、知ってる」という人も今一度その花をジックリ見ていただきたい。

花それぞれはとても小さくて直径3ミリくらいのもの。

さらによく見ろと花びらのあるもの(赤丸)と花びらの無いもの(白丸)があるのに気付く。



実はヤブカラシは朝に開花するときには「花びら」「雄しべ」「雌しべ」はあるのだけど、午前中いっぱいくらいで、花びらと雄しべは落ちてしまって、雌しべだけが「花盤」に残るというわけ。

昼下がりにヤブカラシの下を見ると落ちた小さな花びらが散らばっているのを見つけることができる。


なので午後にヤブカラシを観察しても花びらのついた花を見つけることは難しいということになる。

ヤブカラシは雄性先熟といって、雄しべが雌しべよりも先に熟する性質を持っている。

雄しべは花粉を生産し、自らの役割を終えるとハラハラと落ちてしまうというわけ。

雄の命のなんとはかなきことか・・・

知ってました?



2014年8月26日火曜日

Wood Job!


便利な時代になったものである。

飛行機にては、自分の好きな映画を好きなときに好きな箇所から好きなだけ見ることができる。

新作、旧作それぞれあって、もちろん全部なんて観ることはできない。

今回シンガポールに出張して乗った飛行機の番組表をパラパラと見ていたらば、ある映画のタイトルに目が釘付けになった。

『Wood Job』(神去なあなあ日常)

ご存知ですか、この映画。

今年公開されたばかりの映画。

若者がふとしたきっかけで林業にハマっていくという映画。

ずっと気になっていながら、なかなか観る機会がなくて今に至ってしまった。

昨年、英国で木登りの資格を取ったけど、別に遊びのために資格を取ったわけではない。

より安全に樹上でさまざまな作業ができる技術を身につけたかったのだ。

かといって林業に特化しようというつもりもない。

普段、自分の仕事のなかで木に登って安全に作業できれば、ちょっとした可能性が広がるのは間違いない。

そして、木登りが純粋に好きだし、またチェーンソーを使って樹木剪定を行うことにも大きな興味を持っている。

常日頃から、街のどこかでチェーンソーの音がすれば、許す限りその音源を探ってその現場を探す。

そして誰が、どこで、何を相手に、どんな作業をしているのか、大いなる関心を持って見つめてしまう。

もう、これは性(さが)だと思うので仕方がない。

分かりやすく言えば「血が騒ぐ」のだ。

映画そのものは、分かりやすく、単純な内容で可もなく不可もなく楽しめたけど、一点、とても印象的だったシーンがある。

それは主人公の若い男の子が林業に対して興味もないのだけど、鍛えられた山の男がチェーンソーを使って大木を倒す様子を見て心が動かされていくという箇所。

実は自分にもまったく同じ経験があった。

キューガーデンで「木こりチーム」と過ごした期間に、幾つかの木を倒す仕事があった。

ベテランのスタッフが、スルスルと木に登って手際よく大きな木を伐採していく様子をみて、単純ながら「カッチョ良いなぁ・・・」と憧れたのが、木登りや、樹木に関する仕事に興味を深めたきっかけだったかもしれない。

今も相変わらず木登りへの関心は薄れないけど、日常の他の仕事で忙しかったり、またこの暑さで木登りどころではなかったりしたけど、また秋~冬に向けて季節が良くなったらば精力的に技術を磨いていきたいと思っている。



2014年8月25日月曜日

リチャード逝く


フジが壁につたうこの家、誰の家だか分かりますか?

そりゃ分かるわけないですね。

これは英国の映画監督、俳優であるリチャード・アッテンバラの家です。

キューガーデン近くに彼の家はあって、彼の庭の手入れにときどき行っていたのでした。

もちろん彼にもお目にかかったことがありますが、とても気さくで優しいおじいさんでした。

ちょうど2004年にスマトラ地震で津波があったときに、休暇でインドネシアを訪れていた彼の孫が亡くなったんですが、そのときは意気消沈であったことを思い出します。

芝を刈って、花壇を手入れし、生垣を刈り込んで・・・

晩年は老人ホーム暮らしだったとか。

当時30代だった僕も50歳目前なわけで、確実に時は進んでいっているんですね。

合掌。


2014年8月24日日曜日

日曜放談 08月24日


奇しくも今日もビールの写真となった。

でも今日はホラ日曜日だから、ちょっと脱線してもいいかな、と。

こう毎日暑いとホトホトぐったりしてしまうけど、良い点としてはビールが美味しいね。

冷えたビールをきゅーっと喉に滑らす感覚は最高!
生きてて良かったと思うよ、ホント。

御当地ビールが一番美味しいというのが僕のポリシー。

なので行った先々でその国の、その土地のビールを飲むようにしている。

今回繰り出したシンガポールといえば、タイガービール。

確かに美味しかったけど、なんとなく物足りなさを感じてしまって、
「あれっ、こんなんだったけな?」
と首をかしげてしまった。

でも滞在期間中はほぼ毎日タイガー、タイガーでありました。

申し上げたように審査の仕事中はホテルに帰る時間も遅かったので、近所のなんの変哲もないフードコートに出かけて腹を満たすことがあった。

何気なくはいったのが韓国料理店。

真っ先にビールを注文したらばタイガーとコップが運ばれてきた。

しかし、運ばれてきたコップを見て僕はギョッとした。

コップいっぱいに氷が入っていたのだ。

これにビールを注げということらしいが、ビールのオンザロックはこれまでに飲んだことがなかった。

別に構わないといえば構わないけど、自分のなかで「これは違う!!」という声がした。

店員さんを呼んで、氷の入っていないコップをくださいと頼んだ。

冷静に考えれば「構わない」ことはないな、大いに構うゾ、これは、という思いが募ってきた。

所変われば・・・・

ビールのオンザロック、かなりのカルチャーショックでありました。

2014年8月23日土曜日

世間は秋に向かって・・・


なんだか毎年この話題を取り上げている気がしないでもない。

ビール好きゆえご容赦のほど。

コンビニに行くと、各社から「秋」限定のビールがズラッと並ぶようになった。

大体が「カエデ」が紅葉したデザイン。

秋ですねぇ、これは。

気の早い一部のコンビニではすでにおでんの販売を開始している。

この暑さでは、おでんは食べる気にならんなぁ・・・。

デパートなどに足を運べば、秋冬物の衣料が並んでいるし、ユニクロでもダウンを売っていた。

買う人はいるのか?

むしろ季節が秋っぽくなる前に売り切ってしまえ、と安くなった夏物衣料のほうにまだ目がいくけどね。

夜も相変わらず「もわっ」と蒸し暑いけど、耳を澄ませばリーリーと虫の鳴く声と、セミの声が入り混じって不思議な感じがする。

でもリーリーと鳴くあたり、季節は確実に秋に向かっているんだなぁ。

最近は夏と冬が長くて、秋と春が短いと言われるようになったけど、猛暑の夏であった分、快適な秋をできるだけ長く堪能したいなぁ。

植物たちにもどういう変化がでてくるか、これから楽しみ。