2014年11月14日金曜日

もっと楽しく!


先日、アグリビジネス創出フェアなるイベントを見にいった。

新橋からゆりかもめに乗ってビッグサイトへ。

ビッグサイトというだけあって、アグリビジネス創出フェア以外のイベントも同時にいくつか開催されていたのには驚いた。

アグリビジネス創出フェアには毎年できる限り足を運ぶようにしている。

産官学それぞれの立場で、新たなアイディア、製品、作物などを持ち寄って盛り上がっているので、ある意味最新の情報や動向を知るにはもってこいのイベントであります。

近畿大学のマグロが有名になっているけど、水産業だけでなく、農業、林業の分野においても各大学の活躍ぶりはめざましい。

細かく見ていったらおそらく一日あっても足りないと思われるけど、生憎そんな時間もなく。

気になったブースで立ち止まって、資料を貰ったり、話を聞いたり。

中にはアウトドアメーカーのブースもあったりして。

農業女子、林業女子などといって、女性をこの分野に引き込もうという動きが盛んで、それにはまずオシャレからと言わんばかりに、農作業服をアウトドア風にアレンジしたものが開発されている。

これは僕も前から思っていた。

この従来の農作業服はイケてないな、と。

造園関係でも、大手の会社の担当者や、地方自治体の担当者は一様に似たような「作業服」を着ている。

あれを見て、若い女性が「ああ、この業界に就職したい・・・!」と思うだろうか?

人民服ではあるまいに、もうちょっと個性があって、軽快な服を着たってよさそうなものでしょ。

そういった意味でこういうアウトドアと農業、林業が近づいて新たなスタイルを生んでいくことは歓迎すべきことではないかと思う。

会場では農業女子のためのファッショナブルな軽トラなんかも展示されていた。

軽トラだって、もっと個性があって良いよね。

実は軽トラ欲しいなぁと思っていたので、かなり真剣に展示車に見入ってしまったよ。


2014年11月13日木曜日

お塔婆


都内のとあるお寺。

往来を歩いていて、そのお寺の掲示板を見て足を止めた。

その掲示板に何が書いてあったかといえば「お塔婆」について。

このお寺ではスギの塔婆を使うことを推奨しているらしい。

これには理由があって、解説によれば以下のようなものだった。

私たちの地元東京都多摩地区の山には、戦後成長の早いスギが植林されました。しかし、数十年を経て収穫時期を迎えたとき、輸入財の影響で価格は暴落し、切り出すだけで赤字という状況に追い込まれています。その結果、山林は荒廃し、洪水や土砂崩れ、渇水や花粉症など様々な問題の原因となっています。もともと多摩地区は自然の樅材を使った塔婆の生産地でしたが、樅は取りつくされ、杉が植林されました。そのスギを塔婆材として使用し需要を喚起して、売り上げを森林保護の資金として循環させようというのが、東京寺院発、東京の山を守る運動の主旨です。

なーるほどね。

ということはこのお寺のお塔婆は多摩地区のスギ材なのか。

そうやってみると、お塔婆を見る目も変わってくる。

これと同じ理屈で「割り箸を使おう」という運動も聞いたことがある。

割り箸を使うのはエコでない、という認識が広がって「マイ箸」を携行するなんてときもあった。

輸入材を使った割り箸はたしかにそういう一面を持っているかもしれないけど、国産の割り箸は、間伐を行って、適正な森林管理をするなかで出る材を使うもの。

そこから出てくる割り箸を「買う」ことは森林管理のための資金繰りに協力しているという発想もあるのだ。

かたや割り箸、かたやお塔婆。
環境保全に携わるにも色んな発想と、スタイルがあるものだ。

2014年11月12日水曜日

ジャガバター


酉の市に行ってきた。

というか、近くをたまたま通ったので様子を見てきただけで、熊手を買ったわけではない。

なんとなく年の瀬が迫ってきている感があるよね、酉の市。

屋台も出ていた。

見かけたのはジャガバター。




予め茹でて袋詰めになっているジャガイモをお湯でもどして鉄板で焦げ目をつけているだけのように見えたけど。

それにしても気になったのはトッピング無料ってあたり。

明太やチーズなんかのトッピングは良いとして、大きな缶に入ったバターが塗り放題。

・・・これはバターではなくてマーガリンだと思う。

まずそんな常温、ましてや火の近くでバターが固形でいられるはずがない。

さらにご存知のように、昨今のバター不足。

僕はもっぱらバター派でマーガリンは絶対買わない。

ところが最近は本当にバターが売り場から忽然と消えてしまった。

辛うじて売っていたのはカルピスの1000円越えのバター。

しかしそれとて無くなりつつあったので、ついこの前その豪華バターを買ったばかり。

そんな昨今のバター事情を勘案すれば「バター塗り放題」なんてあるはずがないのだ。

ジャガバターじゃなくてジャガマガに名前を変更すべきでは?!なんて思って帰ってきた次第。


2014年11月11日火曜日

目撃


昨日書いたナギイカダの実は真っ赤だった。

ナギイカダ以外にも赤い実をつけるものは多い。

何度も書いているが、なぜ赤い実をつけるかといえば目立つことによって鳥たちに啄ばんでもらって、彼らが飛んでいった先でする糞にまみれて、別天地でテリトリーを広げようとしているからである。

理屈で分かっていても、実際に鳥が赤い実を啄ばんでいるのをジックリ見たことのある人はそれほどいないのかも。

今日たまたま公園の脇を歩いていたらば、バタバタバタと音がして枝が不自然に揺れていた。

なんだ??

そう思って見上げてみると、ハトがクロガネモチの赤い実を必死に啄ばんでいた。






ハチドリのようなホバリング機能はハトは持ち合わせていないので、心もとない細い枝にしがみつくようにして赤い実を啄ばんでいたのだった。

慌ててカメラを出して撮ってみたけど、手振れもあったり、露出がうまくいっていなかったりで、あまり良い写真ではないけど、ともあれリアル感のある鳥が赤い実を啄ばむ図が撮れたとおもう。

鳥たちも食料の少なくなる冬に向けて少しづつ準備をしているようであります。

2014年11月10日月曜日

変わり者


赤い実。

これはナギイカダ Ruscus aculeatus というちょっと変わった植物であります。

何がちょっと変わっているかというと、このどうしたって葉っぱにしか見えない部分は「茎」が扁平したもので、正確には茎であって葉ではないのであります。

しかしながら茎でありながら、ちゃんと光合成はするという、いったい葉なのか茎なのかハッキリせい!と言いたくなるような代物なのであります。

なのでこれを葉状茎と言う。

肝心の葉っぱは退化してしてしまって無くなっていて、茎がその代わりの役割を果たしているという。

退化する必要はなかったんじゃないのか、葉っぱよ。

そうも言いたくなるよね。

今こうやって真っ赤な実を葉(茎)のド真ん中に付けている。


あまり見かけないようでいて、マンションの外溝なんかでわりと良く見かける。

なんでマンションの外溝なのかといえばその葉に似た茎の先端が尖っていて、これがかなり痛いのだ。

このチクチクが防犯、あるいは猫よけになるのからではないかと思われる。

さらに驚くのはこれはユリ科の植物であるということ。

葉(茎)の様子を見たって、どうしたって頭に思い浮かぶユリとは似ても似つかないものね。

つくづく植物とは奥深いものであります。

2014年11月9日日曜日

木に登るべし


最近、まったく木に登ってないなぁ・・・。

色んな大切なことを忘れつつあるのでは、とフト不安になる。

機会を作って木に登って、身につけた技術と知識が錆びないようにしないと。

暑い夏もどうやら去って、これから暫くは木登りのシーズン。

暑さばかりでなく、毛虫やスズメバチなどの厄介な奴らも冬の間は気にならないし、落葉樹であれば枝ぶりや樹形が分かりやすくて登りやすい。

そろそろ木に帰ろう。

2014年11月8日土曜日

オススメ放送大学


夜、歯磨きをしながらテレビをボーっと観ることがある。

昨晩、歯を磨きながらたまたま観ていたのは放送大学。

やってるなぁー、というのはもちろん知っていたし、たまに観ては「ハハーン」などと頷いていたりした。

しかし昨晩観たのは「植物の科学」というもので東京大学の塚谷教授が講師だった。

植物の発生・成長(5)という講義だったけど、これがスゴクためになった。

放送大学とは当たり前だが大学レベルの植物の話が聴けて、とても刺激的だった。

そもそも僕はサラリーマンからこの道に歩みを変えた人間なので、大学時代にこういう授業はまったく受けたことがない。

そんなこともあってか、「そうかぁー」「なるほど、なるほど」の連続だったわけだ。

普段知っていることも、改めて専門家の説明を受けると、自分の知識がより強固なものに補強される実感がある。

放送大学ゆえ、タダでこのような充実した講義を受けることができる。
なんちゅー素晴らしさよ。

この授業はすでに昨日が第6回目。

今まで見逃したことが心底悔やまれる。

残りはビデオに録ってでも全部観ようっと。

因みに毎週金曜日23:15~24:00です。

偶然とはいえ、とても良い番組を見つけちゃったなぁ。

2014年11月7日金曜日

たかがドングリ、か?


岐阜県のりんご畑で男性がクマに襲われて亡くなったという不幸なニュース。

最近こういうニュースをよく聞くようになった。

クマは冬の間の食料が少なく気温が低い間は冬眠をする。

そのために今の季節は栄養を蓄えておく必要がある。

彼らが主に口にするのはドングリなどの木の実。

ところが最近の温暖化や天候不順によって、ドングリの出来が悪いのだという。

クマの餌となるブナ、コナラ、ミズナラなどのドングリが凶作で、とくに今年はブナがまったく実をつけない「大凶作」、コナラ、ミズナラも大凶作に近い「凶作」なのだという。(日本経済新聞)

こうなると、熊たちは餌を求めて人里近くまでやってくる。

リンゴ畑のリンゴはもちろん美味しいし、食料になるので今回のような悲劇がおきた。

クマが悪いのか?

いや、クマは悪くないでしょ。

彼らとていわば被害者。

逆に化石燃料を燃やして、環境を軽んじた結果のツケがこうやって回ってきているのかもしれない。

たかがドングリではすまされない。

たかがドングリに多くの生態系が依存し、影響を受けていることを我々はもっと意識しないといけない。


2014年11月6日木曜日

温暖化を憂う


朝晩冷え込むようになってきた。

秋本番も目前だろうか。

暦の上では線は引けても、実際の季節の線引きにはなかなか難しい面がある。

僕が小学生の頃は11月といえば間違いなく秋だったと記憶しているが、最近は温暖化の影響なのか11月といっても秋らしからぬ陽気だったりして調子が狂ってしまう。

植物たちもその辺は感じ取っているようで、紅葉のシーズンも年々ずれこんできている気がする。

9月23日の日経新聞には
「紅葉見ごろクリスマスに!? 2050年、温暖化の影響」
という記事があった。

紅葉、あるいは黄葉のメカニズムには温度の影響が大きい。

なので温暖化によって紅葉がクリスマスにずれ込むかもというのは、あながち絵空事ではない。

一方、黄葉以外、例えば開花などについては、日の長さ、言い換えれば夜の長さが植物ホルモンに働きかけて作用するので温暖化との影響は紅葉がずれこむのとちょっと違う気がする。

それにしてもクリスマスならまだマシで、以前は年明け、正月ころに紅葉という記事も見たことがあるので年内に紅葉が見られれば良いという時代もやってくるかもしれない。

季節感もへったくれもなくなってしまうよね。

俳句なんかやっている人はこのあたり本当に困っているのではないでしょうか。

神宮絵画館前の銀杏並木もやや色づき始めていた。

でも本格的な黄葉までにはまだまだかな。

毎年恒例の神宮外苑いちょう祭りは11月15日~12月8日まで。

ほら、すでに12月もいちょう祭り圏内なんだよ。



2014年11月5日水曜日

秋の植物観察


代々木公園がやっと再開したよ、という話。

これにはもちろん伏線があるのでありました。

そう、子供たちとの植物観察イベント、「自分だけの植物図鑑を作ろう!!」<秋の植物たち>を今月30日に開催の予定です。

11月30日ともなればさすがにもう蚊はいないでしょ。

安心して参加していただければと思います。

秋の回は、紅葉・黄葉がキレイだし、落ち葉やドングリを拾ったりして毎回とても盛り上がるのであります。

付き添いの大人も是非童心にかえって、こどもたちと一緒に東京の秋を満喫していただきたいものであります。

詳細は以下の通り。

小学生対象ですが、大人で参加したい人は親戚などの小学生を「ダシ」にして参加してください(笑)。

*開催日時:11月30日(日)10:00~12:00
*場所:代々木公園
*対象:小学生
*定員:20組(先着順、定員になり次第締切り)
*参加費:3000円(教材費、保険など含む)

お申込・お問合は event@hanasaka-engei.com まで。

2014年11月4日火曜日

代々木再開

10月の日本経済新聞

11月になって朝晩冷え込むようになってきました。

そろそろ蚊も姿を消す頃でしょうか。

そう、ずっと気になっていたのがデング熱騒ぎで閉鎖になっていた代々木公園のこと。

ご存知のように子供たちとの植物観察を代々木公園でやっているので、この閉鎖のニュースは気がかりだったのだ。

ここまで閉鎖が長引くとは思っていなかった。

語弊があるといけないけど、ちょっとやりすぎではないかという気がしないでもない。

テレビで殺虫剤をこれでもかと噴霧する様子をみていると、他の生態系への影響はないのだろうか?と心配にもなる。

ああいう映像や、この長期間にわたる閉鎖は一種のパフォーマンスではなかろうかと訝しくもなる。

だって根本解決にはなってないでしょ、薬剤散布だって、公園閉鎖だって。

蚊は早晩死に絶えることも分かっていたわけだし、ちょっと騒ぎすぎだったのではないかな。

でもそれで新たな感染者が出ると責任問題にもなったりすので、上記のような対応をせざるを得ない面も理解できる。

となると今の社会構造そのものに問題があるということになる。

付和雷同から脱して、自ら思考し行動することこそがこういうときに最も大切だと思うんだけど。

ともあれ、公園が再開してよかった。

2014年11月3日月曜日

福岡いいところ


連休最終日は仕事です。

日帰りで福岡へやってきました。

前回来たのは今年3月でしたので、約半年振りとなりますでしょうか。

講演会場は西南学院のキャンパス。

英国からわざわざ運んだというレンガがとても良い風合いを醸していました。

ごらんください、この青空。

良い季節になりました。

建物前で大きく育ったソテツも、いかにも南国といった風情。

2年前の大旅行で鹿児島で立派なソテツが沢山あったことを思い出しました。

西南学院大学手前には福岡の名門、修猷館高校があってコーフンしました。

ここ、実は知る人ぞ知るラグビー名門校。

ここなのかぁ・・・と思わずちょっと震えてしまいました。

さあ、明日からまた心機一転頑張ります!

2014年11月2日日曜日

日曜放談 11月02日


まずまずの秋晴れの日曜。

世間は3連休なのかな。

天気が良かったので秩父宮に行ってきた。

絵画館前のイチョウもぼちぼち色づき始めてきていた。

ラグビーは慶應・明治と早稲田・帝京。

4校ともここまで全勝の好カードとあって、秩父宮はかなりの人出だった。

簡単な感想をいうと、もはや帝京を止めることができる大学はないのかな、という帝京の突出した強さが印象的だった。

身体つきからして違うんだもの。

FW8人中100キロに満たないのは97キロのフランカーが一人だけ。

皆ムキムキのゴリゴリでコンタクトスポーツにおいてのアドバンテージが試合をやる前から歴然としている。

しかし栄枯必衰の理ではないが、いつか帝京の牙城を崩すチームも出てくるのだろう。

でもしばらくは帝京時代が続きそうだ。


昨日神戸であった日本とマオリ・オールブラックスの大敗を見ても、日本ラグビーのあり方と根本から考えなきゃいけないような気もする。

2019年のラグビーワールドカップ日本開催は果たして成功するのだろうか?

来年のラグビーワールドカップで日本は一勝以上あげることができるのだろうか?

明るい材料が乏しいなぁ・・・

テニスで錦織君があれよあれよと登りつめたように、日本ラグビーの発展を祈ってやまない。


2014年11月1日土曜日

五所神社の木々③


通りを隔てた五所神社のお向かいにもただならぬ巨木があった。

これは史跡にもなっている「明神の楠」というもの。

かつて五所神社がもっと広大な敷地を持っていたときに、手前の川で禊をおこなって、このクスノキの下を通って神社に参拝していたのだという。

言わば参道に植えられていたクスノキだったわけだが、現在はこのクスノキ1本のみが残っているらしい。

そしてこのクスノキは根回り15.6メートル、樹齢800年以上という堂々たるものなのであります。

樹齢に比して樹高はそれほどでもないが、それは落雷があったり、台風で折れたりなど、何らかの障害がおきたからに違いないと思われる。

しかしそれにしても立派なのはその根回り。

15.6メートル!!

昨日書いた五所神社の御神木クスノキの2倍くらいある。

写真で見ても分かるように、かなり不自然なほどに根元が肥大していて「トックリ」のようだ。



幹には割れ目があったり、それなりに腐朽がすすんでいるようだけど、枝ぶりや葉の様子を見る限りではまだまだ衰えは見られない。


割れ目には小さな祠があったりして、単なる樹ではなく、神々しさがプンプンと漂っている。


すごいよねぇ、樹木ってのは。

だいたいこの場所から動かずに800年もいるってんだから。

平安から鎌倉に移り変わった頃からでしょ。

そこからずっと生きてきて、その変遷を体感してきているんでしょ。

SFドラマを地でいっている感じだもの。



2014年10月31日金曜日

五所神社の木々②


昨日ご紹介したイチョウは言わば前座のようなものだった。

主役はこちら。

御神木のクスノキであります。

これは本当にスゴイ。

以前この神社の前を通過したことがあった。

生憎、その方の車に乗せていただいていたので、木を見たいからといって車を停めてもらうわけにもいかず。

なので今回はいわばリベンジといったところ。

その神社を通過したときに「なんだ??このデカい木は?ただものではない!」と背筋がゾクゾクしたものだが、その感覚は間違っていなかった。

ただものではなかったのだ、ホントに。

樹高36メートル、胸高周囲8.2メートル、樹齢約600年というシロモノ。

サイズや樹齢では昨日のイチョウに負けている部分もあるけど、その勇壮なる姿には惚れ惚れさせられるばかり。

これぞ巨木ってカンジ。




どんなアングルで撮ったってカメラに収まらないんだから。

巨木を見るたびに思うのは、写真に撮るものではないということ。

あくまでも瞼に焼き付けて、胸に刻むものなんだろうなぁ。

デカイ、スゴイ、これは間違いないけど、蒲生の大楠にはやっぱり及ばないかなぁ。

でも樹齢やサイズだけでは測れない「キャラクター」というものがそれぞれの古木、巨木にはあるんだよね。

それが魅力だなぁ。



2014年10月30日木曜日

五所神社の木々①


湯河原にある五所神社。

この前を以前通ったときに、やけに大きな木が鬱蒼としているなぁと思った。

でもそのときには足を止めてゆっくりする暇がなくて気になりつつも通り過ぎるしかなかった。

先だって、その気になっていた神社にどういうものがあるのかジックリ見る機会があった。

凄かった、この五所神社。

まずこのイチョウ。

説明看板によれば、樹高25メートル、胸高周囲8.8メートル、推定樹齢800年!!


堂々たるものであります。

よって湯河原町指定天然記念物となっている。

町指定であって、国指定ではないのが残念だけど、国指定にもひけはとらないのではないかと思われる。

一番上の写真で分かるようにイチョウにしては樹形がやや乱れている。

平成23年の台風で一部の枝が折れて危険なため、かなり大胆な剪定が行われたようである。

なので本来の樹形を保てていないのはちょっと残念。

木が一方向に傾いているのを、逞しい支柱が支えているのが分かる。
樹木の状態としてはあまり良くないということが分かる。

でもこの幹周を見てくださいよ。

ごっつい、太い!

これは立派ですよ。

傷つきながらも威厳を保っているといったカンジ。

黄葉したら凄そうだなぁ。




2014年10月29日水曜日

キノコ


普段このブログで書いているのはいわゆる「種子植物」であります。

広い意味での植物には種子植物以外にはシダ、コケ、藻類、菌類、細菌類などがある。

実は最近あることがキッカケとなって、菌類すなわちキノコに興味が出てきました。

種子植物とて完璧に理解しているわけではないながらも、次なるフィールドはキノコかな、と思っている。





キノコはキノコ独特の生態、ライフサイクルなどがあって、イチから勉強しないと種子植物の常識がそのまま通用するなんてことはない。

実は身近に色んなキノコがある。

興味はもっぱら食べられるか、否かというところに集中しがちだけど、実は樹木などとの関連でもっと深いものがあるのだ。

まずは分かりやすい図鑑などを手に入れて、日々身近なキノコから学習していこうかなと思っている。

 

2014年10月28日火曜日

中央分離帯


昨日書いたセイタカアワダチソウ。

侵略的外来種ってだけあって、タフでどんなところでも逞しく根を張っている。

例えば高速道路の中央分離帯にだってごらんのとおり。



黄色い花が無機質なハイウェイに彩を・・・・とも言えなくもないが、やはり厄介者は厄介者。

これだって放置できないだろうし、刈り払い機で草刈したとしても、そのまま放置できないのでかき集めて・・・、となるとかなりの手間であります。

いやぁ大変だ。

2014年10月27日月曜日

侵略的外来種


今もっとも元気のある雑草。

おそらくそれはセイタカアワダチソウ Solidago altissima だと思われる。

こんな黄色い錐状になった黄色い花、アナタのオウチの近くでも見かけるでしょ。

最近学名にも解説を加えているけど、種小名 altissima には very tall つまり「とても背が高い」という意味がある。

単なるアワダチソウではなくて、セイタカアワダチソウ。

セイタカ=背が高い

おおっ、つじつまが合うではないか。

では背がとくに高くない、普通のアワダチソウもあるのかといえば、「ある」のであります。

それはアキノキリンソウ Solidago virga-aurea なるもので、属名は Solidago で一致している。

でも背が高くないわけではなく、70~80センチくらいにはなる。

なので和名がアキノキリンソウ、「秋のキリン(麒麟)ソウ」なんだと思われる。

名前を観察ポイントにおくというのも結構興味深いことが分かって楽しいものだ。

さてこの前の日本経済新聞で気になる記事があった。

『住民避難で進まぬ手入れ 福島・富岡駅に茂る外来種』(10月21日)
セイタカアワダチソウがはびこって、生態系に大きな影響を与えはじめているらしい。

侵略的外来種ともされるセイタカアワダチソウ。

なかなか手強い相手であります。

2014年10月26日日曜日

オオカメノキ


今日は赤城自然園にて観察会。

秋晴れの日曜日ってだけあって、関越自動車道は大変な賑わい&混雑。

標高およそ600メートルの赤城自然園では紅葉がぼちぼちと始まっていました。

秋の花、秋の実、秋の葉などを見ながら参加者の皆様とゆっくり歩きました。

今回の参加者は年齢幅がとても広くて、下は6歳、上は82歳!!

かなり長いこと植物観察会をやっていますが、6歳と82歳が同時参加したのは恐らく初めてのことだったと思います。

話す内容や、歩くペースなどに気をつけながらあれこれと観察しました。

その後の自由散策中に写真の植物が出てきたのですが、悔しいことに名前が出てこなかった。

葉っぱはかなり大きくて、大人の手のひら以上あります。



写真は撮らなかったのだけど、冬芽がウサギの耳のようになっていてとても特徴的でした。

家に戻って早速調べてみると、どうやらオオカメノキ Viburnum furcatum のよう。

学名を見て気付いた方はスルドイ。

そう、昨日ご紹介したガマズミも Viburnum でしたね。

ということはガマズミもオオカメノキもとても近い仲間ということ。

さらに種小名 furcatum にはpainted(色塗られた)dyed(染められた)という意味がある。

何が色塗られ、染められたのかは一目瞭然でしょ。

恐らく本来はもっと鮮やかに紅葉するものだと思うけど、これはこれでかなり素敵。

まだまだ勉強が足りないなぁ。

オオカメノキとパッと出てくるようにならないと。

2014年10月25日土曜日

みずみずしいガマズミ


鳥たちに食べてもらえるように色んな実が目立つ季節であります。

前回のムラサキシキブはちょっと珍しい紫色だったけど、やはり圧倒的に多い実の色は赤でしょう。

しかし一言で赤といってもいろんな赤がある。

くすんだ赤、みずみずしい赤、際立つ赤、地味な赤・・・などなど。

今日ご紹介するガマズミ Viburnum dilatatum は赤い宝石のような輝きがある。

鳥にしてみればいかにも美味しそうに見えるのではないだろうか。

ガマズミというのも不思議な名前で可愛らしさは感じられないが、この実を見るともうちょっとカワイイ名前をつけてあげても良かったのではないかと思う。

因みにガマズミの学名をみれば属名は Viburnum だからして、オオデマリやサンゴジュと同じ仲間ということになる。

さらに種少名 dilatatum には spread out という意味があり、「広がる」というのはどの辺のことを指して言っているのだろうか。

花や実はいわゆる散房花序という付き方をしているから、そのあたりかな。



散房というところにすでに「散」という字が入っている。

散、これすなわち spread out 。

たぶん当たっているんではないでしょうか。