鳥たちに食べてもらえるように色んな実が目立つ季節であります。
前回のムラサキシキブはちょっと珍しい紫色だったけど、やはり圧倒的に多い実の色は赤でしょう。
しかし一言で赤といってもいろんな赤がある。
くすんだ赤、みずみずしい赤、際立つ赤、地味な赤・・・などなど。
今日ご紹介するガマズミ Viburnum dilatatum は赤い宝石のような輝きがある。
鳥にしてみればいかにも美味しそうに見えるのではないだろうか。
ガマズミというのも不思議な名前で可愛らしさは感じられないが、この実を見るともうちょっとカワイイ名前をつけてあげても良かったのではないかと思う。
因みにガマズミの学名をみれば属名は Viburnum だからして、オオデマリやサンゴジュと同じ仲間ということになる。
さらに種少名 dilatatum には spread out という意味があり、「広がる」というのはどの辺のことを指して言っているのだろうか。
花や実はいわゆる散房花序という付き方をしているから、そのあたりかな。
散房というところにすでに「散」という字が入っている。
散、これすなわち spread out 。
たぶん当たっているんではないでしょうか。
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